黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『ペンギン・ハイウェイ』 森見登美彦 角川文庫,2012 ISBN:9784041005613

2010年に単行本が刊行され、同年の日本SF大賞を受賞した作品。作者はデビュー作から京都市(特に左京区)を舞台にして、スターシステムを臆面もなく活用しつつ、こじらせ系大学(院)生がぐじゃぐじゃやる話を数多く書いてきたが、本作ではそういった要素か…

身内カジュアルマジック会夏の陣、M14 発売記念シールドが8人参加で開催された。 《セラの天使》と《センギアの吸血鬼》を引き当てて、あと《影生まれの悪魔》も居たので安直に白黒を組む。飛行が6体入っている一方で地上の守りには不安が残り、あとなんか…

毎月恒例の家焼き肉が開催された。ご飯を炊き忘れるという悲劇が発生しかけたが、非常用備蓄品のサトウのごはんの消費期限が来月までだったのでこの際更新してしまおうという緊急動議が満場一致で可決されてことなきを得た。1時間の宴を通して肉は旨いとい…

N家に誘われて電車とバスの博物館へ。わりとこぢんまりしていて夏休みの午後に突発的に行くのにちょうどいい感じだった。息子はすごくはしゃぎ娘は歩きたがりひとりで両方見るのはかなりしんどく、N夫妻には大変助けてもらった。誘ってくれたことも含めて…

昨年のことだけど、近所の遊歩道の脇に地面から一本立ち上がった茎の先に白くて小さな花がちりちりと咲いているのを見つけて、なんだか知らないけど可愛いなと思っていたらニンニクの花だと誰かが教えてくれた。ニンニクの花について考えてみたこともなかっ…

鰻を食べた。 喰ったのかよ、以外の反応はちょっと想像し難い。ああ食べましたとも。おいしゅうございましたよ。 ……などと切れててもしょうがないので一応事情を説明しておくと、これはいただきものなのです。本当に鰻をなんとかしたければ今からでも鰻は決…

土用の丑の日

(当初この日にあった日記は 2013-07-23 付の記事に移動)

先日プラレールの内部を見せてやったのが災い、いや影響してか、最近息子はいろいろなおもちゃの中身を見たがる。この日は誕生日に買ってもらったプラレールとトミカで遊べる奴の踏み切り部分。20 本ねじがついていたが一本一本全部外してばらしていた。まあ…

『グリュフォンの卵』 マイケル・スワンウィック/小川隆・金子浩・幹遥子訳 ハヤカワ文庫SF,2006 ISBN-13: 978-4150115586

マイケル・スワンウィックといえばおれの中ではウィリアム・ギブスンとの共作である「ドッグファイト」がまず浮かぶ。『クローム襲撃』に収録されている短編で、男というもののろくでもなさ*1となんだかわからないけどかっこいいテクノロジーを存分に描いた…

NHK-BS で『まいにち ツール・ド・フランス!』という番組をやっていることに一昨日ぐらいに初めて気付き、それから毎日見ている。タイトルの文字通りツール・ド・フランスのその日のステージのハイライトを毎日流すだけの番組なのだが、中々しっかり作られ…

『ベガーズ・イン・スペイン』 ナンシー・クレス/金子司訳 ハヤカワ文庫SF,2009 ISBN:9784150117047

ナンシー・クレスは名前に辛うじて見覚えがある程度だったが、実はかなりキャリアもあるし作品数も多い作家だったことをこれを読んで初めて知った。ただ、日本ではそもそも翻訳数が多くなく、おそらく知名度もそんなに高くないと思われる。この本は日本オリ…

なんか最高気温がセ氏 30 度ぐらいの日だと涼しい気がする。単に今日湿度が低かっただけか、人間意外と順応するものなのか、もともとこんなものだったか。

妻の休日。 子供ふたり半日ぐらい余裕だぜ、とやる前は毎度思うんだけどやってみると大体他の家事殆どできなくて自分の足りなさを痛感する。妻は偉大だ。 晩ごはんは諸事情あって唐揚げにする。ごはんだけ炊いてもらって、唐揚げ屋でがっつり買ってきてもし…

実家に行って、夕方夕立が来て、帰りそびれたなと思いながら止むのを待ち、止んだところで出る準備をしていたら戸口を出たところでちょうどまた降り始めて再び家の中に戻る。ものすごい雨。うっかり手際よく出発できていたら自宅の最寄り駅で途方に暮れただ…

文化村にて「レオ・レオニ 絵本の仕事」。結構がっつり原画が展示されてて楽しかった。コラージュやゴム印なんかを多用しているので素人にも実物を見る面白みがあるのがよいところ。あと絵本のコーナーがあって手にとって読めるのもよかった。それと、大画面…

最近息子の話ばかり書いているので娘の話も書いておこう。 卒乳した。それに伴って食事の量は増えた。食事の時は手づかみで食べたり食器を手にして皿をかんかん叩いたり椅子に立ったり机に這い上がったりまあやりたい放題に近い状況だがこの歳ならこんなもの…

[頭と指先を鍛えよう!]/心に残るゲームたち(番外編6):渋谷会館の思い出

渋谷会館がとうとう閉店するそうだ。「渋谷会館」自体は本当はビルの名前であってゲーセンの名前ではないのだが(ゲーセンの方は「モナコ」という)、しかし実際渋谷会館と言われてあのゲーセン以外のことを想像する人はそう多くないようにも思うし、実際お…

そろそろうなぎが本当に危ないらしい。というか、一説によるともう終わっているともいう。 結論からいうと、ウナギは、もう詰んでいる。 (引用者略) 10年前なら、ニホンウナギを持続的に利用するという選択肢はあったかもしれないが、もうそういう段階で…

過剰のアカウンタビリティは人を殺す。そしてアカウンタビリティは本質的にラチェットなので、遅かれ早かれ人は死ぬ。できることはなるべくギアを回さないことだけ。憂鬱だねえ。

暑い中昼間出かけたら帰りに入道雲を見る。あんなに立派な入道雲はひさしぶりに見たなと思いつつ、夕方子供たちと一緒に風呂に入ろうとしたら外がものすごい雨。そして風呂から出る頃には上がり、虹が出ていたらしい。 「真夏日、入道雲、夕立、虹で満貫だね…

6月生まれの誕生会、ということで父と息子の誕生日のお祝いでした。例によって我が家にぎうぎうと大人9人子供2人とか入り、料理を持ち寄ってわいわい食べる、というスタイルで。我が家ではここ数年定番なんですけど他の家ってこういうことするのかしら。…

科学の子((C)森見登美彦)

息子の話三題。 風鈴 これはおれは見ていなくて妻が目撃した。 実家のベランダに風鈴が吊るしてあって、ちりんちりんと鳴っていたのだが、それを見て妻が「ああやって吊るしておくと風が吹いたとき音が鳴って涼しい気分になるんだよ」と言ったところ、ベラン…