黄昏通信社跡地処分推進室

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rememberance

[シャッターチャンス]心に残るゲームたち (26):『フォトバトール』

■『フォトバトール』 ナムコ/アーケード,2001 『ガンバレット』の回の最後に、続編があったことをちょっとだけ書いたが、実はそれとは別に後継者とでも呼ぶべきゲームが発売されている。タイトルは『フォトバトール』。その名の通り、カメラ型のコントロー…

[スパイアンドスパイアンドスパイ]心に残るゲームたち (25):『シークレットエージェント』

■『シークレットエージェント』 BNN/カードゲーム,1990? これまでお題にしたゲームは殆どがアーケードか PC-6001 のゲームで、ジャンルもアクションかシューティングばかりだが、「おれの心に残るゲーム」という以外に特にしばりは設けていない。つまりお…

[銃と弾丸]心に残るゲームたち (24):『ガンバレット』

■『ガンバレット』 ナムコ/アーケード,1994 今回は前回の『タントアール』からミニゲームつながりで『ガンバレット』をとりあげよう。 ガンバレットは 1994 年に発売されたガンシューティングで、とてもユニークなゲームだった。もっとも、きょう体はいた…

[たくさんあるぜ]心に残るゲームたち (23):『タントアール』『イチダントアール』

■『タントアール』 セガ/アーケード,1993?■『イチダントアール』 セガ/アーケード,1994 スピンオフ、というとちょっとというかだいぶ違うのだが、前回書いた『ボナンザブラザーズ』の主人公二人が再び登場したのがこの『タントアール』だ。 (2019-08-19…

[おれたちゃ義賊(まあ、たぶん)]心に残るゲームたち (22):『ボナンザブラザーズ』

■『ボナンザブラザーズ』 セガ/アーケード,1989 泥棒はゲームの題材として結構ポピュラーで、と書いてみてから具体的なタイトルを考えてみたんだけど、いにしえの『万引き少年ゲーム』と『ルパン三世』ぐらいしか思いつかなかった。あ、名作『マッピー』が…

[なつがくればおもいだす] 心に残るゲームたち (20-2):『超絶倫人ベラボーマン』 小ねた集

■『超絶倫人ベラボーマン』 ナムコ/アーケード,1988 順番が前後したけど、今回はベラボーマンの小ねた集。箸休め的位置付けというかぶっちゃけおれが休みたいということで、思い出した順に小ねたをつらつらと書いてみよう。 アイテムテーブル このゲームで…

[文字だけのインベーダー] 心に残るゲームたち (21):『コズミックレボ』

■『コズミックレボ』 アスキー/PC-6001,1984(『AX-3』収録) 初代の『ローグ』なんかを思い浮かべてもらえればわかると思うんだけど、昔のコンピュータゲームでは、グラフィックを用いずに文字だけでキャラクターを表現する手法は一般的だった。というよ…

[全力でぶったたけ!] 心に残るゲームたち (20):『超絶倫人ベラボーマン』

■『超絶倫人ベラボーマン』 ナムコ/アーケード,1988 レトロゲーム話も今回で 20 回目。この 20 回というのはかなり恣意的なカウントだが、ちまちまと書き続けてまる6年だから、まあおれにしては続いた方かも知れない。というわけで、でもないのだけど、今…

[あがけ、最後まで] 心に残るゲームたち (19-2):『ぺんぎんくんWARS』(攻略編)

■『ぺんぎんくんWARS』 UPL/アーケード,1985 今回は予告通り攻略編。内容はアーケード版に沿っている。 ルール概要 テーブルを挟んで 10 個のボールを投げ合い、全てのボールを相手側に投げ込めば勝ち。あるいは1本終了時点で相手の側に行っているボール…

[競技の名はドジボール] 心に残るゲームたち (19-1):『ぺんぎんくんWARS』(回顧編)

■『ぺんぎんくんWARS』 UPL/アーケード,1985 // アスキー/MSXほか,1985 おれとこのゲームとの付き合いは長い。はじめてプレイしたのは小学5年生の頃、渋谷の某有名百貨店5階のパソコンコーナーでデモっていた MSX 版だった。直観的に把握できるルール…

[MTJ 氏のこと] 心に残るゲームたち・番外編

おれぐらいの世代のアーケードゲーマーだと、「MTJ」氏の名に見覚えがある人は多いんじゃないかと思う。本名の三辻富貴朗よりも、ハンドルの MTJ の方が有名だった筈だ。 氏はタイトーの『バブルボブル』『ヴォルフィード』『サイバリオン』といったゲームの…

[おまえはワイドだ] 心に残るゲームたち (18):『オメガファイター』

■『オメガファイター』 UPL,1989/アーケード 『オメガファイター』は UPL が発売した縦スクロールのシューティングゲームだ。8方向レバーと2ボタンという比較的オーソドックスな操作系だが、左ボタンのショットは初めからフルオートの連射になっている。…

[かみさまおねがい] 心に残るゲームたち (17):『高田馬場アドベンチャー』 

■『高田馬場アドベンチャー』 プロシューマ,1983??/PC-6001 なんとなくレトロゲームのことを書いておきたい気がするので久々に書いてみる。このシリーズも長いこと書いてきてどうも「重く」なってしまっているので、あんまり考えないで何本か思い出を書い…

ちょっと前にイシターのデュオディメンジョンバグの話を書いた時に「そうだ、バグつながりで次はゲイングランドにしよう」と思いついて予告まで 致命的と思われたバグが思わぬ面白さを提供した例を、もうひとつアーケードゲームに見出すことができる。次回の…

[力を合わせて]

■『ゲイングランド』 セガ/アーケード,1988 地味なゲームだった。 『ゲイングランド』はセガのシステム 24 という基板上で作られている。当時一般的だった 15kHz のモニタより解像度の高い 24kHz のモニタを用いるのが特長のシステム基板で、つまりグラフ…

麻雀に似たなにか -- スーパーリアル麻雀P4

魔術師の人のエントリに便乗してみる。 スーパーリアル麻雀シリーズでほぼ唯一遊んだのが『スーパーリアル麻雀 P4』(以下「P4」と表記する)だった。リリース当時はちょうど大学受験のために浪人していた時期だったので、どうしてやってたのかという話にな…

番外編

『ツインビー』 コナミ,1985/アーケード 初代のツインビーについて書いておこう。 『ツインビー』は 1985 年、『ゼビウス』の2年後に発売された。縦スクロールのシューティング、8方向レバーと空中攻撃/地上攻撃の2ボタンという操作形態はゼビウスのフ…

栞してて思いついたねた。 『イシターの復活』というゲームがある。『ドルアーガの塔』においてギルがカイを助けた直後の物語で、塔からふたりで脱出するのが目的だ。パスワードによる能力値の蓄積システムを搭載しているのが特長で、何回もプレイを重ねてキ…

[幻のライバル]

『キャメルトライ』 1989,タイトー/アーケード いつこのゲームを初めてやったのか、正確には憶えていない。珍しく仲間内ではあまりやってる奴が居らず、学校の近くのゲームセンターからも比較的早く姿を消した。それでもこのゲームが何故か心から離れず、…

[Ready Go!]

『プラスアルファ』 1989,ジャレコ/アーケード このゲームは仲間うちで異常に人気があった。とにかくやりたがる奴が多い。しかし難度が低いので1ゲームの時間が長く、普通にやってると全然順番が来ない。おれたちは一計を案じて勝手にルールを定めた。グ…

ギガンデス:補遺

イメージファイト辺りから、ゲームについて正確に書こうとし過ぎて文章全体のリズムを損なっている気がするので、瑣末な部分に関しては別項を立ててみることにした。ゲームそのものの記録としても全く意味がないものではないだろう(と希望している)から、…

[終わりなきゲーム]

■『ギガンデス』 イーストテクノロジー/アーケード,1990 かつて仲間うちの溜まり場になっていたが、その頃はすっかり寂れてしまっていたゲーセンの、入り口の側にひっそりとこのゲームは置いてあった。夏だったと記憶している。このゲームも既に旬を過ぎか…

[追っかけっこ]

■『ポリス&ギャング』 アスキー/PC-6001,1983(『AX-7』所収)※ AX-7 については以前書いた『ブルースカイ』の回を参照。 32 キロバイト、と言われてどの程度のメモリ容量か見当がつくだろうか。日本語の、所謂2バイト文字のテキストに換算すれば 16384 …

[今度は縦スクロール]

■『イメージファイト』 アイレム/アーケード,1988以前『R-TYPE』の項で書いた通り、アイレムというメーカーは一気にそれで名を上げた*1。それも、過去のイメージを完全に塗り替えてしまうほどの印象を与えていた。アイレムといえば R-TYPE 、R-TYPE といえ…