黄昏通信社跡地処分推進室

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小作のことを書いたのに小豆ほうとうに言及しなかったので書いておこう。
大学の頃入ってたサークルでは新入生歓迎合宿で毎年清里に行っていたのだけど、初日の昼ごはんは小作と決まっていた。そして新入生には清泉寮でソフトクリームを食べさせておいてから小作で小豆ほうとうをおごる、というのがお約束になっていた。文化系のサークルだったのだが、そういう似非体育会系みたいなのりを好むところがあって、今思えばそれがまさにアティテュードと呼ぶべきものだったのだろうし、あのサークルがそれをまとっていた理由もぼんやりとは見当がつくのだけどこの際関係ないのでそこは割愛する。
ほうとうに使うひとり用の鍋をご存知だろうか? 丼よりひとまわりちょっと大きいぐらいの、わりとまじで大きい鍋なのだけど、それにぜんざいをたっぷりよそう。その中に適量のほうとうを浮かべる。これが小豆ほうとうだ。おごられたからには新入生はこれを全部食べなくちゃいけない。喰いましたよ。少し食べた時点ですぐ「これを食べ切るためにはほうとうが死ぬほど重要なリソースになる」と気付いてぜんざいの方から食べて行ったのが勝因といえば勝因なのだけど、まあしんどかった。二度と喰うか、と思った筈なのだが、3年生の時に師匠に「小豆ほうとうならおごっちゃる」的な挑発をされて「喰いますよそりゃ」と受けて立ってしまいまた完食した経験があったりする。まったくもう。でもまあ、あんこそんなに好きじゃないおれでも全部喰えたんだから甘いもの好きな人なら普通に行けるんじゃないかなーとは思う。
そんな縁もあったので、先日はからずも久々に小作に行って、テンション上がったという次第。