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NFL 2012 -- Week 3, part 2

New England Patriots (1-1) @ Baltimore Ravens (1-1)

昨年の AFC チャンピオンシップの再戦となった試合。この試合は面白かった。1Q こそペイトリオッツが一方的に攻めて、インターセプトなんかもあって 13-0 とリードするものの、2Q 辺りからフラッコのエンジンがかかってタッチダウン2本続けてあげて逆転する。しかし残り 1:47 あればブレイディには充分過ぎた。81 ヤードのドライブを見事にタッチダウンにつなげて 20-14 と再逆転して折り返す。
後半に入ってからはタッチダウンを1本ずつ取り合って 27-21 となったあとペイトリオッツフィールドゴールを決めて 30-21 として2ポゼッション差にする。4Q に入ってからフラッコがばんばんパスを通してまたタッチダウンを決め、30-28 と2点差に詰め寄るが、この時点で残り時間は 4:01 しかない。
ペイトリオッツは時間を使ってじりじりドライブを進めたいところだったがここが弱みというべきか、ランが出せずにパスで進んでハーフウェー付近でブレイディが QB サックを浴びてしまう。
ワンチャンス残ったレイヴンズはフラッコが開き直ったように図々しいパスを決めて敵陣に攻め入ると、最後は WR ジャコビー・ジョーンズへのパスでパスインターフィアランスをもらってほぼ勝負あり。残り2秒でタイムアウトを取ると、逆転のフィールドゴールをルーキー K のタッカーがやや右に曲げながらもきっちり決めて試合終了となった。
どちらの QB も調子がよく、パス中心の点の取り合いで絵に描いたようなシーソーゲームになり、最後は昨年のチャンピオンシップの再現のようなフィールドゴール。しかしあの時はビリー・カンディフが決められなかったキックを、そのカンディフを追い出して正キッカーの座を掴んだ新人が決めて、勝敗も逆にしてみせた。時は確実に流れているのだ。

Atlanta Falcons (2-0) @ San Diego Chargers (2-0)

この2チームどちらにも思い入れがないのでとてもフラットな気持ちで見られてかえって面白いかな、と思っていたのだが展開が一方的だったこともあってむしろ早々と飽きてしまった。ファルコンズが最終的には 27-3 で勝ち。トライフォーポイント1回失敗してるのでタッチダウン4回で 27 点。
この日はライアンが素晴らしい出来で、30/40-275yds-3TD-1INT とほぼ申し分ないスタッツ。ただインターセプトはまったくやらずもがなで、画竜点睛を欠いた。勿体なかった。
一方フィリップ・リヴァーズは 21/38-173yds-0TD-2INT という数字通りさっぱり。この他にチームとしてはレッドゾーンまで攻め入ってのファンブルロストが2回あって、興を削いだ。