黄昏通信社跡地処分推進室

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たたく・さしこむ・アジる

まさかの第2回。第1回はこちら→はつる・ばみる・オルグる
今回は妻が教えてくれた裁縫用語シリーズ。

たたく
本来であればまつって処理するべきところ(衣服の袖口、カーテンのすそ、などなんでも。表に糸が出ないことが望ましい)を、相対的に強度もしくは作業速度を優先させて、ミシンでまっすぐ縫ってしまうこと。監督者が作業者に指示を出す時に「その裾はたたいていい」みたいに使うらしい。ただ例によってどのくらい広く使われている言葉かわからず、もっとも狭い場合妻と義母しか使ってないみたいな可能性もあるとのこと。
→今ちょっと調べたら「ミシンで縫う」の慣用表現として「たたく」というらしい。これは調べなきゃよかった系だなー。
さしこむ
生地に型紙を当てて作るもののパーツを切りだしていくときに、できるだけ狭いスペースから多くのパーツを切り出せた方が生地が節約できる。その時に生地に対するパーツの向きを変えることを「さしこむ」という。たとえば左右対称のパーツを切りだす時には、往々にして一方のパーツの天地を逆にした方がスペースを小さくできる。生地によってこの「さしこみ」が利くか利かないかは違ってくる。単純な話、非対称な柄の生地の場合は普通は「さしこみがきかない」。これはかなり一般的な言葉らしく、たとえばお店で生地を買う場合などにも使ったりするとのこと。


あと、直接関係ないけど、「ひける」もこのタグで引っかかる系の言葉だ。これは自動詞。→http://d.hatena.ne.jp/natroun/20130616#p1(*1 とコメント欄を参照) でもこれは言い換えること自体は難しくないから少し違うかな。