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こども祝福式

教会のこども祝福式。毎年どうにかこれとクリスマスだけは行っている感じで、不義理で申し訳ない限り。無事にふたりとも祝福してもらう。息子はだいぶ大人しく聞いてくれるようになってありがたかったけど、流石に最後までは居られず、後半は階下に下りていた(卓球してたらしい)。
終わってから牧師先生に挨拶してちょっと話しておいとま。んで義母と一緒にお昼ごはん。子供たちふたりともよく食べた。ごちそうさまでした。
その後義母とは別れ、妻と息子は正眼鏡を取りに行き、おれと娘は先に家へ。娘が外で遊ぶというので何かと思ったら学芸会の衣装を着て走り回っていた。こういうこと恥ずかしがらずにやれるのはいいところのような気もする。通りすがりのマダムに「今日は何があったんですか?」と聞かれた。そりゃそんな真赤なビニール着てからすの帽子かぶってる子が走ってたら何事かと思うわな。何事でもないです。

NFL 2018 -- Week 11

BYE WEEK:ビルズ(3-7)、ブラウンズ(3-6-1)、ドルフィンズ(5-5)、ペイトリオッツ(7-3)、ジェッツ(3-7)、フォーティナイナーズ(2-8)。

Green Bay Packers (4-5-1) @ Seattle Seahawks (5-5)

サーズデイナイトフットボール
序盤パッカーズが 14-3 とリードしたが、その後シーホークスも差を詰めて 21-17 で折り返し。後半はうって変わってロースコアの展開となり、唯一のタッチダウンを 4Q に入ってからシーホークスが決めると、残り 4:20 でパッカーズはパントに追い込まれ、二度とボールを取り戻せなかった。最後はパッカーズディフェンスが見え見えのランを止められなくなっていたので、パントがやや悔やまれた印象はあるか。ロジャーズはこういう場面での 4th ダウンギャンブルにはめっぽう強く、4th&2 なら行くべきだったように思う。
シーホークスは接戦を落としつづけていたが、ひさびさにものにして星を 5-5 の五分に戻した。NFC ワイルドカード争いになると直接競る可能性がそこそこあるので、この直対での勝利は大きい。


最終スコア:GB 24-27 SEA

Pittsburg Steelers (7-2-1) @ Jacksonville Jaguars (3-7)

ジャグァーズの輝きに満ちていたシーズンが地に墜ちようとしている。
この日はいい試合をしていた。攻撃こそ苦しんだが、ディフェンスは特に前半はスティーラーズに仕事をさせず、ロスリスバーガーから計三本のインターセプトを奪った。前半は完封、後半も初のタッチダウンをあげて 0-16 とするまで一方的な試合を展開した。ああそれなのに、その直後から勝利はジャグァーズの手の中からこぼれ落ちていってしまう。返しの攻撃でたった2プレイでスティーラーズタッチダウン。アントニオ・ブラウンの 78 ヤードのタッチダウンレシーヴだった。
その後ジャグァーズがスリーアンドアウトを三回続けるうちに、スティーラーズはもう一本タッチダウンをあげる。これで 13-16 の三点差となった。とはいえ残り時間は少ない。ジャグァーズはこの返しの攻撃でランプレイを三回コールする。もちろんセオリー通りで問題はない……のだが、解説のトニー・ロモさんは 3rd ダウンのプレイを見てこう指摘した。「ディフェンスは全員内側を見ていた。ボートルズは抜いてアウトサイドを走るべきだった。ビッグゲインになっていたかもしれない」
はたしてスリーアンドアウトになってジャグァーズはパントを蹴るのだが、ここで 1st ダウンを更新できていればスティーラーズは虫の息だったはずだ(三十秒ほどは残る)。しかし実際には 1:50 とタッチダウンひとつを残してジャグァーズは攻撃権を渡してしまう。
スティーラーズはそのチャンスを逃さない。ロスリスバーガーがスミス-シュスター、アントニオ・ブラウンと続けてロングパスを決めてあっという間に残り2ヤードまで迫ると、ジャグァーズの必死の守りは2プレイ続けて反則となる。最後は1ヤードをロスリスバーガーが自ら飛び込んでタッチダウンとし、逆転劇を完結させた。


はー、つらいねえ、ジャグァーズ。実況が「heartbreaking loss」って言ってたけど、まあそうだよね。しかし前半どこかでタッチダウンとれてればとか、最後のロモさんの話とか、足りないところは確かにあって、だからこそ負けるんだよね。


最終スコア:PIT 20-16 JAX

Denver Broncos (4-6) @ Los Angels Chargers (7-3)

時間がないので簡単に。
ここでつまずいた、チャージャーズ。とはいうものの、ブロンコズ今季はつきがなくて、明らかに実際の強さより悪い星になってるので、負ける相手としてはそれほど意外でもない。だからっつってチャージャーズ相手に本気出さなくてもいいだろとも思うけど。
ブロンコズは最後タイムアップフィールドゴールでいわゆるサヨナラ勝ちだったのだが、その直前のチャージャーズの攻撃では疑問の残るプレイがあった。ツーミニッツ明けの 3rd&7、リヴァーズが何故か短いパスを投げたんだよね。ボールはレシーバーに届きすらせず地面に落ちたんだけど、これでまるまる 40 秒ブロンコズに渡してしまった。返しのドライブ、46 ヤード地点での残り 0:20 からのパスをコートランド・サットンに通されて 16 ヤード地点まで進まれて FG を許したので、普通にランをコールしていれば数字上は勝っていたことになる。高くついた判断ミスだった。
とはいえチャージャーズはまだ 7-3、ワイルドカード争いではまだ AFC のトップにいる。これまで通りの勝率、すなわち 4-2 で行ければまずプレイオフには行けるだろう。残る対戦相手は AFC 北の3チームと、カーディナルズ、チーフス、そして最終週のブロンコス戦だ。果たして 4-2 で乗り切れるだろうか*1


最終スコア:DEN 23-22 LAC

Philadelphia Eagles (4-6) @ New Orleans Saints (9-1)

これは見れず。とにかくセインツの得点だけがどんどん増えていくという経過だった。最終的には 48 点まで行った。ブリーズは 22/30-363yds-4TD-0INT とすさまじいスタッツ。ウェンツは 19/33-156yds-0TD-3INT と目が潰れそうな数字だった。


最終スコア:PHI 7-48 NO

Minnesota Vikings (5-4-1) @ Chicago Bears (7-3)

サンデーナイトフットボール
点差こそ小さかったが、ヴァイキングズにしてみれば完敗と言っていい試合だった。最初のドライブでスリーアンドアウト。返しのドライブではトラビスキーに 3rd&7 をスクランブルでとられてからずるずる進まれ、なんとか FG にとどめる。次の攻撃はダルヴィン・クックとラタヴィアス・マレーのランがいずれもよく出てヴァイキングズのおそらく今日最良のドライブだったが、敵陣 14 ヤードまで来たところでクックがカリル・マックにタックルを受けてファンブルロスト。最低でも同点というところから手ぶらで帰ることになってしまう。
返しのドライブはトラビスキーがめっちゃカバーされてるテイラー・ゲイブリエルに無理に投げてインターセプトされるが、ヴァイキングズはそれで得た攻撃でたった1ヤードしか進めずにスリーアンドアウトに終わる。
さらに返しのドライブではトラビスキーが機動力を存分に活かす。2プレイ連続でスクランブルして計 19 ヤード稼いだあと、敵陣に入ってもう一度スクランブルで9ヤード。最後もプレッシャーを受けてポケットから出て右に走り、エンドゾーンのアンソニー・ミラーへ完璧なパスを通した。さらにツーポイントコンヴァージョンを決めて、リードは 0-11 となる。
次の攻撃もヴァイキングズはスリーアンドアウト。返しには FG まで持って行かれ、前半最後のドライブも敵陣まで入ったもののインターセプトを喫して、0-14 で折り返すことになる。


後半は一本ずつパントを蹴ったあと、ハリスがこの日二本目のインターセプトを決め、サイドライン沿いを駆け上がって敵陣 31 ヤードまで進む。絶好のチャンスだったが、4th&1 をギャンブルまでして更新したのにほとんど前進できず、レッドゾーンに入るのが精一杯で FG どまり。
続くベアーズのドライブは RB コーエンが自陣でファンブルロスト。ふたたびヴァイキングズはターンオーバーでのチャンスを迎えるが、3rd&2 でカズンズがサックを受けてしまい FG どまり。それでも 6-14 と1ポゼッションまでは詰めてきた。
ベアーズの次の攻撃は敵陣まで進んでパント。これでヴァイキングズは自陣深いところからとはいえようやく同点を狙える攻撃権を得たことになる。というところで、1プレイ目でカズンズはインターセプトを喫してしまう。これがリターンタッチダウンになって、再びツーポイントコンヴァージョンまで決められて 6-22 とされてしまった。
このあとようやくヴァイキングズは反撃を開始し、返しのドライブでタッチダウンを返し、ツーポイントコンヴァージョンも決めて 14-22 と1ポゼッション差に戻す。しかしカズンズらしい正確なパスはこの日は最後までほとんど見られなかった。その返しのドライブでベアーズに FG を決められ、それでほぼ止めになった。
最後にもう一本タッチダウンを返したものの、ツーポイントコンヴァージョンは失敗し、一縷の望みを託したオンサイドキックもリカバーできずゲームセット。


ベアーズは強かった。特にカリル・マックを得たディフェンスラインがカズンズにプレッシャーをかけ続け、まともに仕事をさせなかった。マックひとりの力でここまでできるものでもないだろうが、それにしても想像以上のプレッシャーだった。オフェンスはトラビスキーがインターセプト二本投げたりとまだまだ隙がある感じだが、それで与えた攻撃権をディフェンスがきっちり潰して最低失点に抑えたあたりが素晴らしかった。
ヴァイキングズはプレッシャーがきつい中ランゲームに活路を見出したかったが、クックが 9att-12yds、マレーも 4att-5yds とほぼ完封でこれではどうしようもない。レシーバーのランプレイなんかももう少しあってもよかったのかもしれないが、まあとにかくベアーズのディフェンスが強すぎたというところか。
年末には地元での再戦が待っているので、そこでは借りを返したいところ。


最終スコア:MIN 20-25 CHI

Kansas City Chiefs (9-2) @ Los Angels Rams (10-1)

マンデーナイトフットボールは記録にも記憶にも残る一戦となった。
そもそもがメキシコゲーム——メキシコシティエスタディオ・アステカで開催される予定だった一戦だが、一週間前に芝生のコンディション不良を理由に急遽ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムに会場を変更。これ NFL では巡業試合の時でも必ずホームスタジアムは空けておくってルールになってるみたいでこんなことができたらしい。で芝生のコンディションが悪かったのは事実らしいんだけど、わざわざ一週間前なんてぎりぎりにもなって予定を変更したのはやはり素晴らしいカードだったからということだろう。
試合はど派手な点の取り合いになった。
まずはラムズタッチダウンを二本続けてとるところからスタート。間のチーフスの攻撃はスリーアンドアウトで、一方的な展開かと一瞬思われた。しかしその次のドライブでチーフスはたった4プレイでタッチダウンを返して反撃ののろしを上げる。その後 FG を一本ずつ決めて 10-16 となると、次のラムズの攻撃でゴフが自陣でサックを受けてボールをこぼしてしまいファンブルロスト。これで得た攻撃をカリーム・ハントへのパス一本でタッチダウンにして、チーフスが 17-16 と逆転した。
しかしチーフスは次の攻撃で今度はマホームズが自陣でボールをはたかれて落としてしまう。ころころと転がったボールをエブーカムが拾い上げてタッチダウンラムズが 17-23 と逆転するが、返しのドライブをマホームズがめげずにクリス・コンリーへのタッチダウンパスまで持っていって、PAT を失敗して 23-23 の同点となったところで折り返した。


後半も先に点を取ったのはラムズ。ゴフが7ヤード地点から前が空いたところでパッと走ってタッチダウンラン。意外なことにこれが今季初のタッチダウンランとなった。チーフスも返しのドライブでタッチダウンを返して 30-30。ラムズのその次の攻撃は FG どまりだったが、チーフスは次の攻撃でマホームズが痛恨のパス。オフェンスラインのブロッキングの上を越えてふわっとしたパスを投げたつもりが少しボールが低く、味方の肩にボールが当たってしまう。跳ねたボールをエブーカムが見事に奪い取って、そのままリターンタッチダウンにしてしまった。これで 30-40。
このあとパントを一本ずつ蹴ってから、チーフスはマホームズがタイリーク・ヒルへ 73 ヤードのタッチダウンパスを通して七点返す。これで 37-40 とすると、返しのラムズのドライブでディフェンスラインがゴフに襲いかかり、ゴールラインの目の前でボールを奪い取ると、そのままベイリーがリターンタッチダウン。44-40 と、ふたたびチーフスがリードする。
まだまだ得点は続く。ラムズは返しのドライブでタッチダウン。ここもゴフのロングパスが二本決まってのものだった。パントを一本ずつ挟んでから、今度はチーフスがタッチダウンを決めてまた逆転。こちらは 4th&2 を更新してから、最後はコンリーへこの日二本目のタッチダウンパス。そしてその返し、ラムズはさらにタッチダウンをあげる。わずか6プレイ目で、ジェラルド・エヴァレットへの 40 ヤードのタッチダウンパスだった。これで 51-54 となり、NFL 史上初めて両チームのスコアが 50 点以上になった。
ここでチーフスが力尽きた。最後はマホームズが敵陣 48 ヤードからロングパスを狙ってインターセプトを喫し、その後もう一度回ってきた攻撃でもインターセプトを投げてしまった。


というわけで長かった試合はようやく終わり。両チームともが 50 点を超えたのは NFL 史上初とのこと。今季絶好調の両チームを引っ張る若手 QB が存分に力を発揮し、またそれぞれのディフェンスもターンオーバー、リターンタッチダウンとビッグプレイを見せた。最後はリードが頻繁に入れ替わり、ほんとうにどうなるかわからなかった。
この2チームが別々のカンファレンスにあるのはもったいない。スーパーボウルで当たらない限り四年に一度しか対戦しないことになるからだ。だがそれだからこそ楽しみが増すとも言えるのかもしれない。まずは今季のスーパーボウルで対戦が実現するだろうか。そのためにはチーフスはペイトリオッツラムズはセインツをおそらくは倒さなければならない。そこまでの過程も含めて、今季のポストシーズンは本当に熱い。


最終スコア:KC 51-54 LAR

Other Games

DAL(5-5) 22-19 ATL(4-6)カウボーイズが 4Q 途中の十点リードを追いつかれたが最後タイムアップ FG で勝ち。なかなかいい勝ち方で星を五分に戻した。依然として強いのか強くないのかよくわからんけどもとりあえず NFC 東では地区優勝のチャンスが充分ある。エリオットが戻ってきた割には二年前の勢いはないけどねえ。ファルコンズはオフェンスが不発で負ける、まあ通常営業か。
CIN(5-5) 21-24 BAL(5-5):レイヴンズはフラッコの負傷でラマー・ジャクソンが先発。とにかく走りまくり、27att-117yds という驚異的な記録を残した。今日日 RB だってこんなに持たないよね。投げるほうは 13/19-150yds-0TD-1INT とまあ微妙だったみたいだけどひどいというほどでもなく。ついでにエドワーズも 17att-115yds ととにかく走りまくった。ベンガルズは 4Q に二度の同点機を逃したのが響いた。
CAR(6-4) 19-20 DET(4-6):パンサーズが惜敗。残り 1:07、PAT を蹴って入れば同点のところ、あえてツーポイントに行ってニュートンが決められず。この日そこまでにガノーが FG と XP を一本ずつ外していたことが影響したか。ライオンズは連敗を二で止めたものの、キャリオン・ジョンソンが膝を傷めて戻れなかったのは不安材料。
TEN(5-5) 10-38 IND(5-5):コルツが前半からタイタンズを圧倒して星を五分に戻す。チームが上向いているのは間違いないが、テキサンズが負けないので差が縮まらない。ラックは七試合連続で3タッチダウンパス以上をあげて、これはマニング兄とブレイディに次ぐリーグ三位の記録とのこと。タイタンズペイトリオッツに快勝しといてこれというのがなんとも。しかもマリオタが右ひじを傷めて前半最後で引っこんだそうで、踏んだり蹴ったり。
TB(3-7) 35-38 NYG(3-7)バッカニアーズ、この日はフィッツマジックが先発したものの 3INT とぼろぼろで 3Q でベンチ、そこからジェイミス・ウィンストンが出てきてタッチダウン四本返したそうな(パスは二本)。おまえらケツに火が着く前でもちゃんと仕事しろよ。おもしろすぎるだろ。そんな面白チームを尻目にイーライは 17/18-231yds-2TD-0INT と神のようなパフォーマンスを披露。インコンプリート一本だけって。いろんな意味で面白すぎの NFC 泡沫争い、観たかったなあ。
HOU(7-3) 23-21 WAS(6-4)テキサンズが辛うじて逆転勝ち。試合序盤からリードしたものの、4Q に入ってから逆転され、その後 FG で再逆転したものの次の 45 ヤード FG に失敗、レッドスキンズの逆転を目指すドライブを許すことになった。なんとかこれを 45 ヤード地点で止めて、最後は 63 ヤードのキックが届かず勝ち。レッドスキンズはアレックス・スミスがサックを受けて右脚を骨折(脛骨と腓骨)、シーズンアウトとなってしまった。この離脱はほんとうに痛く、地区首位の座も風前の灯と言わざるを得ない。怪我がつきもののスポーツではあるが、これは気の毒。
OAK(2-8) 23-21 ARI(2-8):レイダーズが久々の勝ち。つってもアリゾナ・“フォーティナイナーズにしか勝ってない”・カーディナルズ相手ではそんなに威張れないか。タイムアップ FG をカールソンが決めて、week 4 以来の勝利となった。カーディナルズはジョッシュッ・ローゼンがタッチダウンパス三本決めた一方でインターセプトも二本、成功数は 9/20 と荒れたスタッツ。もう少し確実性を高めたい。

*1:3-3 でもそこそこチャンスはある