黄昏通信社跡地処分推進室

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平凡

弟と『リヴ・フォーエヴァー』がらみの話をしている時にロングピッグズの話になった。前にも一度日記に書いたことのある、たった2枚アルバムを出して解散してしまったイギリスのバンドなのだけど、ファーストに入っている「Lost Myself」という曲が本当に素晴らしい。おれはこの頃聞いていた多くのバンドを既に忘れかけているし、いま聞き返してみると嫌いじゃないんだけどそんなにすげえ好くもねえな、というバンドも少なくない。そういう中でいくつか例外があって、大袈裟に言えばこれが時代を超えるってことなのかと思う。もちろんロングピッグズはおれにとって特別なだけで、おそらく大多数の人にとってそうではない。ひょっとするとおれも、もう10年してから聴いたらなんだこれってなってるかも知れない。でも多分そうはならないだろうと漠然と思う。30年経ったらバンドの名前は忘れてしまうかも知れないけど、曲を聴いたらきっと即座に思い出すだろう。
ちなみにその他の話題は「ノエル、デーモンと来て3人目はジャーヴィス・コッカーなの?!」とか、「2枚CDが出るってことはもちろん片方がオアシスでもう一方がブラー」とか、「マイブラ入ってるのは微妙に合ってなくない?」「でもこんな映画観たがる奴は喜ぶでしょ」とか、「ぶっちゃけ『Roll with It』と『Country House』なら明らかに後者の方が好い曲」とか、そんな愚にもつかないような話。こういう時兄弟ってちょっといい。