黄昏通信社跡地処分推進室

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「三日坊主新馬チェック」(16)

阪神10-02-9R(T14):ききょうステークス レキシントンブルー(父アドマイヤベガ
中団から最内をぴったり回って、直線で一旦詰まるが立て直して差し切り。時計も及第点でなかなかの好内容だった。アドマイヤベガの産駒は今週これでオープン2勝。2歳リーディングでも5位以内には入ってきそうだ。
中山10-03-9R(T16):芙蓉ステークス ストラスアイラ(父パラダイスクリーク
でろでろの不良馬場を味方にあっさり抜け出す。今日は馬場が味方した。お母さんはカルカネットで、中央で4勝している。ナトルーンの牝駒で中央で4勝してるのはこの馬だけだと思う。900万下の犬吠崎特別を不良馬場で勝っていて、血統好きには Busted の4×3とかで知られてるようだ。道悪上手は母譲りか。個人的にはものすごく詰めの甘そうな血統に思える。
札幌10-03-10R(T12):すずらん賞 カシマフラワー(父ヘクタープロテクター
3勝目、相変わらず稼いでいる。今回は外目からひとまくり。強い強い。メインのSTV賞(1000万下)とペースも時計も殆ど変わらず、裏街道的位置付けではありながらレースのレベルは低くない(まあメインのレベルも疑問ではあり)。早熟な女の子が稼ぎまくっている姿はなんとなくぐっと来るものがあるな。「いい家に生まれて小さい頃からちゃんと鍛えられてる子たちには、たぶん3歳になったらもうかなわないから……」とかなんとか科白まで妄想しちゃう30歳の秋。♪もうだめだとー おもうからー てつだって くれるかいー
阪神10-02-5R(T12):ネヴァーピリオド(父タイキシャトル
逃げ切り。わりと一杯々々だった。かかってる種牡馬が短距離に寄っていて、ちょっと非力かも知れない。
阪神10-03-5R(T16):シルクトゥルーパー(父アドマイヤベガ
ダッシュつかずしんがりから。引いても押しても動かない感じだったが、三角過ぎから上がって行くとそのまま脚を伸ばし続け、とうとう差し切ってしまった。スローだったのでかなりの脚を使っている計算になる。荒削りだが光るものがある。←いっぺん言ってみたかった。
中山10-02-5R(T12):ミザンセーヌ(父コマンダーインチーフ
割とスローペースでちょい差し。特にインパクトなし。コマンダーインチーフは今年新馬戦初勝ちだと思われる。二戦目に強いタイプなので、新馬が一戦になって割を食った種牡馬ではあると思う。つってももう産駒あんまり居ないけどな。あと、今年頭頃に「新馬が一戦になったことで、“芝向きで初戦向きじゃない馬”が冬場に勝ち上がりにくくなった」って指摘をどこかで見た憶えがあるんだけど、それはまあ芝の未勝利をそれなりの数組んで、前走が新馬戦の馬に優先出走権を与えればいい。んじゃないでしょうか。
中山10-03-5R(T16):エイシンサリヴァン(父El Prado
中団から力強く差し切り。血統を見ると馬場を味方につけたかねえというところはあり。4レース後の芙蓉ステークスより 1000m で 1.7 秒速くて上がりは殆ど同じなんだけど、こういう日は1レースごとに馬場が悪くなっていくものだし、これだけ悪くなるとスローでも上がりは速くならないだろうから、時計にはそれほど価値は無い。