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それは鮮やかな末脚で――デイリー杯2歳ステークス結果

4回京都3日11R 第39回 デイリー杯2歳ステークス(G2)
サラ系2歳 1600m 芝・右 外 (混)(指) オープン 馬齢 晴・良
1 8 14△ペールギュント   牡2 55kg 小牧太  1:34.3     518Kg+10 ( 9)
2 1 1 …ライラプス     牝2 54kg 松永幹夫 1:34.5 1馬身 444Kg -4 ( 3)
3 6 10△シルクタイガー   牡2 55kg 本田優  1:34.5 クビ  466Kg+14 ( 7)
4 4 5 ◎エイシンヴァイデン 牡2 55kg 福永祐一 1:34.5 ハナ  466Kg +2 ( 1)
5 3 4 △ショウナンパントル 牝2 54kg 吉田豊  1:34.5 アタマ 440Kg -6 ( 2)
ラップ 12.6-10.8-11.1-12.0-12.1-12.1-11.7-11.9 / 上り 47.8-35.7
単勝 14 5150円 9番人気 / 馬連 1-14 15900円 33番人気

ペールギュント(1着・△)
抑えて最後方で、それでも少しかかるような様子さえ見せていた。直線一番外に持ち出すと鮮やかに差し切る。展開が嵌まったのは認めるが、末脚は素晴らしかった。いかにも気性は難しそうで、今後もわくわくするレースをしてくれそう。騎手によると馬体重のとおり明らかに太かったそうだが、ちょっと余裕がある方が走るのかも知れない。普通に強くなる可能性もあると思う。将来が楽しみ。
ライラプス(2着・…)
今年はハイペースだったので、主導権を握った馬(今年はエイシンヴァイデン)以外の先行馬には辛いレースになる、と踏んでいたのだが、結果的には全く逆に。とはいえ2着から5着までエイシンヴァイデンも含めてタイム差なしだったので、紙一重のところではあったのだろう。この馬は初戦もそうだったがとにかくレースが上手で、それは今後も大きな武器になる。
シルクタイガー(3着・△)
これも後方から。インコースを突いて馬群を縫って追い込んできた。リスキーなレースだけどなかなか見応えがあった。ハイペースのほうが向いているかも知れない。
エイシンヴァイデン(4着・◎)
エムティーエアーがそこそこ行く気を見せてたので二番手に控える。馬に任せていたらわりと速いペースになった、という感じで、直線に向いて少し行ったところで先頭に立つ。そこからはよく粘ったがゴール寸前に脱落。強いて言えば逃げ馬の力とペースの兼ね合いで「突き放せずに早目先頭」になってしまったのは厳しかったが、力はおよそ出し切ったレース。これで粘りきれるほどの力はなかったということだ。今後もこれ以上はちょっと難しいかも知れない。
ショウナンパントル(5着・△)
中団から。少し早目に追い上げて、最後は2位争いに加わった。着順ほど負けていないし、いきなりのハイペースでもこれだけ走れたのだから悲観することはないだろう。ただ、素直に牝馬限定戦に出た方がペースの向くレースは多いように思う。
シックスセンス(8着・○)
意外にも積極的なレース。しまいは止まるが、ばったりというほどでもなかった。北海道帰りで体重も増えていて、ここはこれでよしとすべきかも知れない。結果論だが、いろいろな意味で「買わない」が正解だったみたいだ。
ニホンピロブレイブ(12着・▲)
こちらは戦前の予想通りの積極策。だが結構ハイペースだったとはいえ行きっぷりも悪く、簡単に止まる。ベストなパフォーマンスとは遠かった模様。全力出せても足りるかというと、ちょっと難しかったかも知れない。