黄昏通信社跡地処分推進室

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三日坊主新馬チェック(32)

メジロバリニーズが小倉で3着に入着。思わず動画をチェックしてしまった。道中競られながらもハナを譲らず、前半59秒7のラップを踏みながら一杯一杯に粘り込む。前には離されたりとは言えかなり濃い内容。やっぱメジロパーマーの娘なんだからハナに立ってくれねえとな!(逃げたのは今回が初めて。) 正直無事に走って繁殖入りしてくれればいいかなぐらいに思ってたが、このレースを見せられると1勝して欲しいと思ってしまう。津村もハナを譲らなかったのは好判断だった。ナイスレース。
あと、アグネスモナク(父アグネスワールド母マイフェイバリット)が勝ち上がっていた。やっぱりダートの方がいいんだろうか。ぶっちぎって勝ったようなので今後も期待。

オープン

京都01-22-10R(T20) 若駒ステークスディープインパクト(牡・父サンデーサイレンス/母ウインドインハーヘア
(27) 以来の2戦2勝。土曜日も書いた通り圧倒的な強さ。未知の材料はたくさんあるし、こういうパフォーマンスをした馬が必ずしもその後大活躍するとは限らないことも知ってる。でも、こんな勝ち方が出来る馬は滅多に居ないってのもまた事実。今後がとても楽しみだ。とかいいながら坂のあるコースでこの馬外して馬券買ったりしちゃいそうだけど……。
中山01-22-9R(T12/filly) 菜の花ステークス:エイシンテンダー(牝・父エイシンサンディ/母エイシンララミー
こちらはなんと (14) 以来の2戦2勝。当時は強い印象はなかったようで、「あんまり距離が保たなさそう。」などと不思議なことを書いている。今日は久々の所為か前半ついて行けず、四角では最後方だったがそのまま大外に出すとよく伸びた。ハイペースだったとはいえ中々強い内容。今日の感じだと距離ももう少し長い方がよさそうだし(←言ってること変わってるよ)。ダート向きの血がわりと強そうだがしっかり芝で切れる辺りは、エイシンサンディが成功した理由のひとつか。正直厳しいだろうがちょっと楽しみ。同世代のエイシンラブソングの叔母にあたり、この週同じかささぎ賞に登録していたので、「あれ? おばさんもこのレース出るの?」「ちょっとその叔母さんって言うの止めてよ、だいたいあんたの方が生まれたの早いでしょ」「いいじゃんおばさんはおばさんなんだから」なんつーべたな会話を通勤の地下鉄内で妄想したりしていたんだが、ところで何の話だっただろうか。

500万下

中山01-22-7R(D12):フサイチアンテウス(牡・父 Cozzene/母 Spring Valley)
外から好スタートを切ると無理には行かず2番手。ペースは速かったが全く楽な追走で、直線早目に抜け出した後は若干内に寄ったが大楽勝。時計も速くかなり強い。今後どこを使うかはちょっと難しいが、当面芝の短距離がいいのではないだろうか。だめならダートの短距離に回るのでも遅くはないわけだし。
中山01-23-9R(T16) 若竹賞:ダイワアプセット(牡・父エルコンドルパサー/母ダイワリプルス)
中団の外目を楽に追走。少し速いペースだったが、四角手前から動き出して早目に先頭に立つとそのまま押し切ってしまう、中々強いレース。善臣がこんなレースするんだからよっぽど手応えがよかったのか。とはいえ時計も上がりもいささか平凡ではある。相手も2−4着がライトニングボール、シンボリコジーン、コスモスパーブとこの「三日坊主」に登場しながら2勝目があげられずにくすぶっている馬たちばかりで、順番が回ってきた、って感じだろうか。血統や評価は (19) 参照。そのあと京王杯、葉牡丹賞ホープフルSとチャレンジを続けてきたのが実を結んだとは言えるかも。オープンでは流石に苦しかろう。
京都01-22-6R(D14):アグネスジェダイ(牡・父アグネスワールド/母ラッキーパイシーズ)
好発を決めると、一旦控えかかるが内の馬が行く気はないと見てハナへ。そこそこ速いペースで好位陣が止まり、追い込んできたクロウキャニオンも届かなかった。スボリッチのペース判断が冴えた。時計はまあまあ程度。これで8戦目ながらダートは3戦2勝なので今後はダートに絞るのだろう。母の父が Crafty Prospector なのでかなり一本調子そう。上では苦しいか。
京都01-23-10R(D12/filly):ネヴァーピリオド(牝・父タイキシャトル/母フューチャハッピー)
すっとハナに立って先行。スローだったが、内外離れた位置でヤマニンプチフールにマークされ、直線では一騎打ちに。一旦完全に前に出られながらも渋太く差し返した。時計は新馬戦とコンマ1秒しか違わず平凡。母の兄妹にオースミブライトオースミコスモが居る。これで芝とダートで1勝ずつだが、タイキシャトル×デインヒルだと芝の方がいいんじゃないだろうか。どっちにしても上では厳しそうだが。Herbagerインブリードイカす。
小倉01-22-10R(T12):マイネルアルビオン(牡・父マイネルラヴ/母ゴールデンボタン)
ハイペースを三番手の最内で追走。馬場が好かったのでコース取りが幸いしたか。直線逃げ馬の外に出すと追い比べでぎりぎり前に出る。時計は馬場がいいことを考えても中々速い。半兄にマイネルジェイソン、マイネルガリアが居てどうやら短距離向き。走ったことはないがダートも巧そう。次どこに使うかは悩ましいところだが、短いところなら上でも通じる余地はあるかも知れない。ちなみに逃げてぎりぎり差された2着馬が上で書いたエイシンラブソングだったりする。

新馬

中山01-22-6R(T16):コスモキャンディス(牝・父シャンハイ/母マツユキソウ)
芝1600の16頭立て16番枠で16番人気。スタートは無理せずじわっと好位につけ、その位置をじーっと守って回ってきて直線ちょい差し。極めて効率のいいレース。センスはいいがインパクトは全くなし。時計も上がりも平凡で、上では苦戦必至だろう。ただシャンハイ×ラシアンルーブルなのでダートに活路があるかも。ないかも。
中山01-23-4R(D18):コスモライライ(牡・父タヤスツヨシ/母トウショウチャイナ)
好スタートからインの二番手。スローと見て三角過ぎに先頭に立つが、外からノボドリームに来られる。直線では一旦完全に前に出られるが、慌てずに差し返して追い込みもしのいだ。内容はいいのだがとにかく時計が平凡そのもの。1800m で2分かかっちゃ駄目だ。父タヤスツヨシ、母の父はトウショウボーイ、牝系もスターロッチ系。やっぱりダート中距離かな。上では苦戦必至。
中山01-23-6R(D12/filly):サクセスリップ(牝・父グレートサクセス/母リップスティック)
好スタートからハナに立つと、並びかけてくるエイシンルンナを振り切って逃げ切り勝ち。形としてはマッチレースみたいだった。時計はまあまあ。グランド牧場の自家生産所有馬で、父グレートサクセスは輸入競走馬としてJRA重賞5着が3回ある程度の馬。父は競走馬としては完全に芝向きで、血統も Nureyev × Riverman だから産駒も芝向きだろうと思う。母は父がキャタオラ母父がアローエクスプレス。兄姉はカミワザを筆頭に父アサティスばっかりでいまいちわからん。すぐに通用とはいかんだろうけど上でもどうにか。芝を使ってみて欲しい。
京都01-22-5R(D18):サンワードラン(牡・父 Real Quiet/母 Pretty Run)
武兄がハナを切ると平均よりちょっとスローの絶妙なペースに落とす。おまけに誰も競りかけてこなかったのであっさり逃げ切り。どうなんだそれは。まあそれにしても楽勝ではあったので力は上か。時計は中々速く見えるがこの週の京都ダートは全体的に凄く速かったので多分大したことない。Real Quiet × Storm Cat × Halo と圧倒的にヤンキー。どこまで行けるか。
京都01-23-5R(D12):サクセスマイターン(牡・父 Chester House/母 Jump with Joy)
スローながら外からかなり押して3番手へ。行き脚がついてからは結構いい手応えで、外目を回って直線半ばで先頭に立って押し切り。完勝だった。時計も悪くない。父の Chester House はミスプロの仔で母父に El Gran Senor 。この馬の母父は Hoist the Flag 直仔の Linkage 。半兄にアサクサキニナル。芝に向く可能性はあるかも。上でも全然駄目ってこたなさそう。
京都01-22-6R(T16):アスピリンスノー(牝・父エルコンドルパサー/母スキーパラダイス
なんで白くもない馬にアスピリンスノーなんて名前かと思ったら「スキーパラダイス」の仔だった。社台らしいネーミングでちょっと鼻につくほど(←多分おれだけ)。好位で馬の間に入り頭を上げかけるが、結局スムーズに折り合うと直線は楽に抜け出す。最後ちょっと詰められるが完勝。時計や上がりは平凡だが牡馬相手に勝ったのだからそれはそれでよかろう。エルコンドルパサーはなんだかんだでたるい仔が多いみたいだけど、この配合なら内在していたスピードが発現してくれないもんかなあ。上でもマイルで期待。
小倉01-23-4R(T12):コスモシンドラー(牡・父 Green Desert/母 Anniegetyourgun)
好スタートの逃げ馬に外から被せて行って、さらに外から来た1頭と3頭雁行の真ん中になる。苦しい形だったがペース自体はスローで、直線では力強く抜け出した。時計はスローだったことを考えればまあまあか。Green Desert × Gone West という思い切りのいい配合で、短距離路線を歩むのだろう。上で通用するかは微妙。