黄昏通信社跡地処分推進室

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三日坊主新馬チェック 2005-2006 (1)

始まりました。

新馬

函館06-18-5R(T10):チアズガディス(牝・父フレンチデピュティ/母チアズグレイス
今年の一番新馬昨年の一番新馬はその後全く活躍していないが、今年はどうだろうか。
内からダッシュよくハナに立ち、引っ張るほどの手応えで逃げる。四角で来られてもフットワークは乱れず、直線では逆に突き放す。飛ばしまくったわけでもないのにこの馬場でこの時計というのは中々強いと言っていいだろう。フレンチデピュティ×サンデーサイレンス× Al Nasr 。という以上に、母が桜花賞馬という方が重要か。スピード豊かで早熟。父も考えると距離はマイル以下がベストか。先々はさておき、上でもとりあえずそこそこ以上にはやれそう。母の全弟にチアズシュタルク(中央3勝/毎日杯トキノミノル記念)。Northern Dancer が4×5・5になる。
函館06-19-5R(T12):アドマイヤカリブ(牡・父サクラバクシンオー/母ルビーマイディア)
先行馬を3番手で見る形。四角に向かうところで少し仕掛けて前に取りつくと、そこからは馬なりで交わして行く。直線でも追ったところなく楽勝だった。時計も優秀。サクラバクシンオー× Gone West × Topsider 。スピード系を累代してきた印象。バクシンオーの良くも悪くも安定している部分を母父や母母父が突き破れるか、というところか。芝のマイル以下向き。半兄にはイルデパン(父ダンスインザダーク/中央3勝・現役)が居るが、流石にあまり参考にはならないか。Northern Dancer が4×4。上でもやれる。
福島06-18-5R(T10):メジロアニマート(牝・父フレンチデピュティ/母コロンバイト)
内からハナへ。スタートはやや悪かったがダッシュがいい。外から2着馬にびっしり来られて辛かったが、最後は差し返す。時計も速く、なかなか好内容。フレンチデピュティ× Caerleon × Mr.Prospector 。これもかなり速攻系。芝のマイル前後に向くんじゃないだろうか。こんなんばっかりだな。決め手が結構ありそう。半兄にメジロニコラス(父サンデーサイレンス、中央2勝・現役)。成長力もそこそこあるか。Northern Dancer が4×4。すげえなノーザンダンサー。上でも面白い。
福島06-19-5R(T12):オリエンタルローズ(牝・父メジロライアン/母ナイスグリンベル)
内の各馬がスタート悪く、5番枠からわりと労せず最内へ。前の2頭が飛ばしに飛ばすのをおっつけながら3番手の内で見る形だったが、四角から早目に上がって行く。直線半ばで先頭に立つとそのまま押し切った。時計はペースの割に平凡だが、勝ち方としてはまあまあか。メジロライアン×クリスタルグリッターズ×ラッキーソブリンメジロライアンがここで勝ち上がるのは凄い。半兄のバクシンスペシャル(父サクラバクシンオー、中央3勝・現役)も新馬勝ちだが、多分に母父のクリスタルグリッターズが影響しているのかとは思える。母方は早熟だがなにしろメジロライアン、成長力を期待したい。芝の中距離向き。母の半兄にナイスパーワー(父アーテイアス、中央4勝/ダービー卿チャレンジトロフィー*1)が居る。渋い。上ではしばらく苦戦しそう。
阪神06-18-5R(T12):シゲルフドウカブ(牡・父メイショウドトウ/母ウッドフェアリー)
中団の外目。四角手前から仕掛けて外を一気に上がって行くと、直線半ばで先頭に立つ。最後は後続に差を詰められるが一杯一杯に粘り込んで勝つ。根性は見せたが時計は平凡。メイショウドトウ産駒はファーストクロップが1週目に中央初勝利。おめでとう。メイショウドトウ× Woodman × Danzig 。母がミスプロ×ダンチヒということでそのスピードを受けたか。明らかに芝向き。ちょっとアンバランスな配合で、距離適性はつかみづらい。一応中距離以下か……。Northern Dancer が5・5×4。上では苦戦。
阪神06-19-5R(T14):プラチナローズ(牝・父クロフネ/母スギノキューティー
外から先行。内の馬が来ると見るや二番手に控える。少しなだめながらの追走だったが、直線に向いてからはきちんと脚を伸ばして楽勝。時計も上がりも平凡で勝ち方は強調できない。というわけでクロフネも1週目に初勝利。流石だな。クロフネ× Majestic Light × Raja Baba 。いかにもスピードの勝ってる配合で、ちょっと奥行きはなさそう。芝のマイル以下、ひょっとすると 1200 が一番いいかも。母はG3の勝ち馬で、半兄2頭も中央で勝利をあげている。上では厳しそう。