黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

べたで申し訳ないが、新星登場:京都ハイジャンプ(J-G2)・結果

晴・稍重
△1 2 2 テイエムドラゴン  牡3 58kg 西谷  4:33.2    504Kg +2 小島貞(2)
◎2 8 8 アズマビヨンド   牡6 60kg 白浜  4:33.9 4  518Kg +8 加用 (1)
△3 5 5 オンワードラトゥル 牝3 56kg 金折  4:34.1 1.1/2 460Kg -2 柴田見(3)
△4 6 6 アインオーセン   牡4 60kg リデル 4:34.3 1.1/2 506Kg -2 崎山 (4)
…5 1 1 ラストコンテスト  牡5 60kg 高田  4:35.4 7  498Kg -8 吉岡 (7)
以下オースミダイヤ、テイエムアラムシャ、ナイスアルカング
昨日のエントリでテイエムマッチョに触れるのを忘れていた。出走していれば間違いなく2番人気になったはずの馬だが、疝痛で無念の出走取消。長い距離、大きな障害と厳しい条件も多かったが、とにかくこのメンバーだから出たかったところだろう。
東京競馬場のターフビジョンで観戦。テイエムアラムシャが引っ掛かり気味に先行し、特に序盤ひどかったのだが障害でことごとく外斜飛していて、一瞬テイエムマッチョ出てたのか? と思ってしまうほど。ともあれもう早くも馬券の半分は外れた感じ。休み明けながら -24kg の馬体重で、それでいて陣営は事前には「あとひと追い欲しい」というコメントを出していたので、調整に失敗したと言わざるを得ないだろう。
さておき、大本命アズマビヨンドは積極的に二番手で前を見る形。大障害コースの大生垣で踏み切りが遠くバランスを崩す場面はあったものの、残りは危なげなくこなして四角でも手応え充分。これは押し切れるかと思ったが、外からテイエムドラゴンがそれ以上の手応えで一気に並びかけてくる。白浜は半ばぶつけるように馬体を併せに行くが、脚色の違いは如何ともしがたく、テイエムドラゴンがそのまま押し切った。
テイエムドラゴンは3歳馬ながらこれで2戦2勝、重賞初挑戦でG2制覇となった。今回は大本命を堂々と競り落としていて、まったく楽しみな馬が現れたものだ。この後は中山大障害に挑戦するとのこと。西谷によると「ゴール後も平然としているぐらいで相当スタミナはある」とのこと。かなり厳しいチャレンジになるが、それを突破できるかも知れないと思わせるだけの勢いがある。
アズマビヨンドはそつのないレースで力は出した。鞍上の白浜は「相手が距離伸びてよさそうなのはわかっていた。勝つためにはペースを上げるしかなかったが(そうできず)……、ヨーイドンでも勝てると思ったけど」と中々味わい深いコメントをしている。
3着にオンワードラトゥル。前との差を詰める場面は殆どなく、着順ほどの価値はないが3歳牝馬でこの内容は立派。まずは平場オープンに戻って、というところか。
4着にアインオーセン。好位から流れ込んだだけだが、まあリデルグッジョブ、てとこか。4番人気だったのはやっぱしリデル効果なんでしょうか。
オースミダイヤは6着で、着順はともかくかなり消極的な競馬で結構がっかり。2着候補で拾ってたのは我ながらセンスないっつーかひねり過ぎだった。このメンバーで上位に来れないようなら、今後も多くは望めないだろう。
例年少頭数になり、中々中山大障害にも結びつかないレースだが、今年は新星の登場で今後へ向けての楽しみも大きくなったのではないだろうか。3歳馬が重賞勝つのってちょっとあんまり記憶にないし。調べてみたところ、少なくとも京都ハイジャンプ(および旧京都大障害(秋))では 1986 年以降3歳馬の優勝はない模様。それだけレベルが低かったレースということになるのかも知れないが。