モンスターメーカー
このゲームはミルボーンのバリアント、というか半分パクリに近いところがあるんだけど、アレンジとバランス調整が上手ではっきり言って元のゲームより相当面白い。カードゲームブームに火を点けたのもうなずける。出た当時はかなり遊んだんだけど、正直あんまり憶えてなくて「キャラクターが可愛いから遊んでただけ」だと思ってたがそんなことはなかった。モンスターとキャラクターと回廊の枚数は偶然ではこのバランスに辿り着けまい。１ゲームの中でも戦略性があるし、１セットの中でもまた戦略性がある。良作。一昨年復刻されたらしく、復刻版はまだ充分手に入るようだ。うちのは初版。アルシャルクがガンになってて（つーか真っ二つに折れている）笑った。
プリンセスコート
これはキングスコートの同人版。こちらは「ラスト・ワン」（あるいはウノ）のバリアント。派手な効果を持つカードが増えていて、面白いというよりは楽しい系。カード全体に色をつけず枠に色を付しているのだが、それを透過色にしてしまったために色の視認性が非常に悪く遊びづらい。あと、キングダムスクロールカードがそれとわからない。おれみたいに死ぬほどやってた奴は間違いようがないが、初めて遊ぶ人は苦労するようだ。イラストも好みが分かれるところ。妻は「生理的に受け付けない」と言ってました。ともあれ今やっても楽しいのは確か。それ以上でもそれ以下でもない。これに慣れるとウノが味気なく感じるようになる副作用がある。
