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『魔界塔士　サガ』のエピソード。言わなきゃ絶対わからないね。バランスは悪いしバグは多いし完成度の低いゲームだったが、世界のデザインは悪くなかった。層状に連なる複数の世界を貫く一本の塔、というイメージは今見ても中々魅力的だ。
バグはほんとにひどいもんで、ずっと一緒に旅してきた仲間が突然イカみたいなのに化けてた日にはすげえへこんだ。しかもグラフィックだけかと思いきや、もう身も心もイカに成り果ててる始末。
あと「ラスボスがチェーンソー一発で死ぬ」ってのがすごく有名なんだけど、実はチェーンソーはそこらの雑魚には全く効かなくてラスボスとすざくしか倒せない*1。どうも本来「使う奴の力＞相手の守備力なら一撃で死ぬ」であるべきものが「使う奴の力＜相手の守備力なら一撃で死ぬ」となってしまっているようだ。あり得ん。テストプレイしないのかきみたち。
とはいえこのゲームはバカ売れしたようで、続いて発売された続編『サガ２　秘宝伝説』もまた非常によく売れた。そちらは直後の作品とは思えないほど完成度が高く、安心してお勧めできるのは２の方だったりする。もっとも初代のような尖ったところはなくなってしまって、個人的にはゲーム以外の部分なら初代の方が好き。

*1:使用者のちからが 99 の場合。