黄昏通信社跡地処分推進室

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「花森安治展」 世田谷文学館,2006

暮しの手帖」の創刊者にして初代編集長である花森安治の作品を集成した展示。おそろしく多才な人で、編集して記事も書いて、のみならず表紙もカットも自分で描いて服のデザインとかまでやっていたらしい。歴代暮しの手帖の表紙が並んでいるさまは圧巻。
真直ぐな心、強い信念、ポップなセンス。暮しの手帖は母もしばしば買っていて、なんだか不思議な雰囲気のある雑誌だなあとは思っていたが、ようやくその一端をつかんだ気がする。あれは花森安治という人の作品だったのだ。それが実売90万部にまで届いたという事実には圧倒される。
この展示は今日までなのでおすすめできないのが残念。