黄昏通信社跡地処分推進室

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中山グランドジャンプ

昨年暮れから競馬場に乗り込むと寒い日ばかりで参る。この日も念のためにと持っていったマフラーを殆ど巻きっぱなしだった。
ダートは速く、芝は若干時計がかかる、程度の状況はきちんと把握できていたのだけど、またしても馬券が全然当たらない。年明けからこっち馬券の当て方を全く忘れてしまったようだ。元から知らなかったという説が有力だが、それにしても当たらなさ過ぎる。もう出目だけで買った方がましかも知れない。
そうこうするうちにグランドジャンプ。暖かくなってきたとはいえ、馬体が増えている馬が一頭も居ないというのは中々きな臭い感じ。特にテイエムドラゴンの -22kg はどうかなあと思った。冬の時もあまりよくは見えなかったんだけど、今回はその時よりも減っている印象。もちろんぎりぎり作りこんでくるものではあろうが、それにしても、というところだった。
対照的にカラジはよかった。言われなければ11歳とは思わないだろう。若々しいし小さな身体を大きく見せている。これは堅い、と思い、カラジからテイエムドラゴンを外して流すことにした。もしこれでテイエムドラゴンに来られたら脱帽する外ない。1番人気がテイエムドラゴンなのなら、全力でカラジから買うべきだと思った。その判断自体は、間違っていなかったと思う。
だが、テイエムドラゴンの強さがその判断を上回っていた。早目に抜け出したカラジを直線で追い詰めた脚は素晴らしかった。勝ちに近い内容だった。流石に無理があったようで、レース後白浜が下馬していたらしく(これは現地に居たのに気付かなかった)、後に右前の剥離骨折が判明した。幸い軽度なようで、いずれにせよこの後は放牧だっただろうから、おそらくは今後にも影響はないだろう。
そのテイエムドラゴンをしのいだカラジもまた、素晴らしいレースをした。飛越の安定性は見ていて安心していられたし、遠く北半球まで来ての連覇は見事だ。
テレジェニックは一息入れてまた強くなった感があるのだけど、今日は相手が強すぎた印象。メルシーエイタイムも弱くはないことを示したがどうにも地味。距離が長い方が向きそうだ。メジロアービンは決着がついてから追い込んだだけ。この辺りよりはむしろローレルデフィーの健闘が光った。終始好位置を守り、最後は疲れたものの6着に粘り込んだ。いいレースをした。次走に期待したい。次こそはきっちり間隔を空けて欲しいとは思う。
デフィーさんもいらしてるとのことだったので見かけたら声をかけようと思っていたのだがわからずじまいでした。まあGJ以外はゴンドラに引きこもってたので、仕方ないかな。