黄昏通信社跡地処分推進室

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山行記録(2日目)

05:15    出発
06:23-06:33 赤岳天望荘
07:03-07:21 赤岳山頂
07:55-08:05 頂上石室分岐
08:53-09:35 大天狗
10:20-10:32 小天狗上の平坦地
11:13-11:23 登山道入口
12:00    スキー場

ゆうべは 21 時頃まで眠ったり起きたりでよく眠れず。テントが暑かったり周りがそこそこ騒がしかったりというのもあったが、いくら疲れてても急にそんなには早寝できないってことか。というわけで、かどうか知らないが 10 分寝過ごす。ポケットに入れててヴァイブレータじゃ気付かんわなあ。10 分で済んでよかった。
例によってテントから身体を乗り出して雑煮を作る。空はよく晴れていて星座が色々見えた。とかげ座も確認。毎年なんだかんだで見てるなー。流れ星もいっこ見た。うお座みずがめ座の間ぐらい。かなり明るくてひどく速かった。雑煮旨し。あっという間に食べ尽くす。
歩きはじめると、例年ほど余裕がないことに気付く。もちろん山の朝は気持ちいいのだが、前回なんかはもっと余裕があったような……。とはいえ、しんどいというほどでもなく。地蔵尾根も思っていたほど急な登りではなく、それなりのスピードで高度を稼ぐ。途中で行者小屋に泊まっていた中高年集団に追いつくが、抜き去るほどの元気はなく後から大人しくついて上る。背後を振り返るとかなり見晴らしがよく、遠く北アルプスの方まで見えるほど。森林限界も超えて、風が涼しい。
1時間ほど歩いたところで、とうとう稜線に出た。圧巻。まだ昇って間もない太陽が正面から光を投げかけ、眼下は麓の町まではるかに見通せる。少し離れたところに湧きはじめた雲は視力の続く限り雲海となって続き、ところどころで発達して丸い頭を突き出している。なにもかもが逆光で眩しく輝いている。叫びたくなるような、走りだしたくなるような光景だった。
そこから少し歩くと赤岳天望荘に着いたため、そこで休憩。ここまで結構汗を流したので水を飲んだが、風が吹いて中々寒かったのであまり飲む気になれなかった。それでもなんとか飲んだけど。
最後の急登はここまで来たしという感じで殆ど一気に登る。30分ぐらいで無事登頂した。稜線に出てから山頂までは天気も眺めもよく、本当に素晴らしかった。この1時間だけでも来た甲斐があると思えた。山頂からは富士山の綺麗な形も見えた。少し寒かったけど、のんびり休憩した。
下りは県界尾根を経由して清里を目指したのだが、一転してきつい行軍となった。山頂までで飛ばし過ぎたために脚が早くも筋力を失い、出だしの急下降でおそろしく時間がかかってしまった。その後の鎖場なんて殆ど這って下りる有様。特にハシゴはやばく、ふくらはぎに力が入らなくてかくんてなりそうになったりして普通に怖かった。勾配がゆるくなってからも速くは動けず、そのうえ霧が上がってきて少しずつ眺めは悪くなり、その癖角度によっては陽が当たったりするわけのわからないコンディション。
大天狗で昼飯を喰ってからもペースは上がらず、小天狗を過ぎて尾根から沢筋に下りるところまでは地獄を見た。どうも人気のないコースのようで、5人ぐらいしかすれ違わなかったが、確かにこのコースを登りたいとは思わない。ようやく沢に着いて車道に出た頃には足ががくがくで、緩い下りの舗装道路すらのろのろとしか歩けない低鱈苦。
なんとかスキー場のバス停に着いたときにはバスが20分ぐらい前に出た後で、次のバスは1時間半以上先。いろいろ呪いたくなったがもう歩く気力もなく、アクエリアス飲んだり靴下履き替えたり職場への土産買ったりしながらだらだら時間をつぶしましたとさ。

  • 今年の反省点はとにかくトレーニング不足。というかまったくやってなかったのは流石にやばかった。とりあえず筋トレだけでもやっとけというかせめてスクワットぐらいはなんとか。脚力なさ過ぎ。
  • 全般的に、飛ばし過ぎた。初日の兄もそうだし、途中からトップを代わったおれもそうだった。おかげで途中からばてまくっていた。ただでさえトレーニングしてないのにこれじゃ自殺行為。もっとゆっくり歩かなくては。
  • 次回からはチョコレートを買って冷蔵庫に入れたのをそのまま忘れて出発しないようにしたい。
  • ご飯炊くの失敗。おれじゃないけど。多分火が強すぎたのでは。
  • 25000 分の1の地形図、微妙だけど一応あった方がいいのかも。結局買い忘れてしまった。
  • 靴は初陣としてはまあまあ。下りはもう少し紐を締めた方がよかった。セオリー大事。靴擦れ防止パッドはちゃんと役に立つ。高いけどな。
  • 朝飯を作るのに時間がかかり過ぎてしまった。どうせ前の晩は寝つけなかったのだし野菜を切っておくぐらいはした方がよかっただろう。起きてからの動きも鈍すぎた。これは気合の問題。
  • 反省内容が結構ひどいと思った。