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ギガンデス:補遺

イメージファイト辺りから、ゲームについて正確に書こうとし過ぎて文章全体のリズムを損なっている気がするので、瑣末な部分に関しては別項を立ててみることにした。ゲームそのものの記録としても全く意味がないものではないだろう(と希望している)から、省くことはしない。
なお、以下の文章にはゲームの内容に関する記述が含まれているので注意すること。

タイトル

前何故か『ギガンテス』と書いてしまっていた。アルファベットの綴りは「GIGANDES」なので『ギガンデス』が正しい。

操作

8方向レバーとボタン2つ。

レバー
自機の移動。
左ボタン
ショットボタン。押しっぱなしでもそれなりに(8発/秒ぐらいか)連射してくれて、雑魚相手なら結構なんとかなったりする。
右ボタン
砲塔回転ボタン。1回押すと(正確には「短く押して離す」と)全ての砲塔が時計回りに 90 度回る。長く押すと、押し始めて1秒弱後から上下の砲塔が「右上と右下を向く」→「真上と真下を向く」→「左上と左下を向く」→「真上と真下を向く」→最初に戻る、という動きを 0.3 秒ぐらいのピッチで繰り返す。離すとその時の向きで固定される。砲塔が斜めを向いている状態から 90 度回すと、砲塔は真直ぐに戻ってから回る。

アイテム

アイテムは6種類。M、R、C、Nの4種類は砲塔で、PとWは砲塔強化。Pはパワーアップで、威力が上がる。Wはウェーブで、武器が波形を描いて飛ぶようになる。
アイテムは全て自機の「アイテムが触れた方向」に影響を及ぼす。例えば下から取れば上方向が触れることになる。砲塔アイテムは触れた方向にそのアイテムの種類の砲塔(後述)を着ける。それまでその方向に着いていた砲塔はなくなる。同じ種類の砲塔は2つまでしか着けられない(3つ目以降は取っても無効果)。
砲塔強化は触れた方向の砲塔を強化する。PとWはひとつの方向でそれぞれひとつまでしか意味を持たない(2つ目以降は取っても無効果)。触れた方向に砲塔がない場合、その時点では効果がないが、後にその方向に砲塔を着けた場合着けた瞬間から効果が発揮される。

武器(砲塔)の種類

N:ノーマルショット
連射は効くが、威力が弱く当たり判定も小さい。最弱の武器。パワーアップすると弾が二発同時に出るようになる。ウェーブをつけると弾の軌道がサインカーヴになる。パワーアップ+ウェーブだとウェーブ時と軌道は同じで弾が二発になるだけ。
M:ミサイル
連射が効いて、威力も中くらい。当たり判定は中くらい。パワーアップすると弾が3本同時に出て、少し広がってから平行に飛ぶ。ウェーブをつけると弾2本が上下に交差するサインカーヴを描く。パワーアップ+ウェーブだと中央の弾は真直ぐ飛び、上下の弾は交差するサインカーヴを描く。
R:レーザー
連射は効かないが威力は高い。当たり判定は小さい。パワーアップするとレーザーが2本になる。ウェーブをつけると光条の形が変わり、多分わずかに当たり判定が大きくなっているが正確なところは不明。パワーアップ+ウェーブだとウェーブの時の光条がもう少し幅広くなる。
C:クラッシャーボール
この武器は特殊で、砲塔の代わりに大きな丸いボールが取った位置に着く。ショットボタンを押すと飛んで行き、画面端まで飛ぶか敵に当たると戻ってくる。壁に当たった場合はその壁に沿って進む。性質上連射はできない。威力はもっとも高い。当たり判定はそこそこ大きい。パワーアップ、ウェーブ共に見た目の変化がないので強化されるかどうかは不明。ショットボタンを押していない状態でも攻撃判定があり、触れた敵にダメージを与える。

各話紹介およびサブタイトル

第1話 ROUND-37 発進!
潜水艦から自機が発進するオープニング。舞台は惑星表面と思しき都市で、敵は飛行機と地上の移動砲台。中ボスは中型機。ボスはホーミングミサイルとレーザーを備えた巨大戦車で、前後のコアが弱点。ボスの少し手前のビルの看板に「もうすぐボス」と書かれているのは有名。
第2話 ライバル出現
どことなく生体をイメージさせるステージ。やたら固い敵が多く、全部倒そうと思うと相当骨が折れる。武器とパワーアップがふんだんに出るので、パワーでごり押しが可能。中ボスは特にいない。ボスは巨大なタコのような生物と、自機よりやや大きい小型機。小型機の方が本体で、こちらにダメージを与えると勝てる。タコはひたすら脚を伸ばしてくる。脚は破壊できるが、何度でも生えてくる。
第3話 メソポタミアの悪夢
名前はメソポタミアだがインドっぽいイメージ。前半は狭い通路に固定砲台が数多く設置されていて、砲塔回転とクラッシャーボールが大活躍する。後半は少し広くなり、第2話のボスだった小型機がもう一度顔見せに登場する。ボスは巨大な人型の像。腹が弱点で、クラッシャーボールがふたつあれば斜め前に向けて腹に当てるだけでショットボタンすら使わずに倒せる。
第4話 コロニーを救え 前編
戦いは宇宙空間へ。序盤は細かい敵がぱらぱら出てくるが、中で突然画面上側から高速のレーザーを撃ってくる敵が来るので憶えてないと瞬殺必至。中ボスは反射衛星要塞で、際限なく出てくる雑魚とミサイルをしのぎながら反射衛星のレーザーを避け続けることになる。ボスは合体・分割を繰り返す球状の中型機。分割して画面の四隅に散り、腕を伸ばして外周を囲んでレーザー攻撃を仕掛けてくるが、腕の外側が安全地帯なので非常に弱い。
第5話 コロニーを救え 後編
後編ではコロニー内部へ乗り込んでいく、のだけどいまいち生活感がない。狭い通路が多く、若干トリッキイな仕掛けがいくつかあるが憶えてしまえばそれほど難しくはない。中ボス的存在は特に無し。終盤は広い空間に出て、ボスの大型機とも壁のない空間で対戦する。画面内を動き回り、ホーミングミサイルと細かい弾をばらまいてくるがやはりあまり強くない。レーザーを上手く当てると一撃で倒せることもある。
第6話 多々良島決戦
全く壁のない広い面。固い敵が多く、雑魚の出現数も半端じゃないので忙しい。人の首のような敵を倒すとアイテムが出るのだが、とにかく固く、出すアイテムを憶えておかない限り適切な装備を着けることは難しい。ボスは巨大な卵で、殻が割れて三本の竜の首を伸ばしてくる。それぞれに炎を吹いてきて、軌道が違うのでかなり強い。しかしなにより、ボスが登場する直前に出てくる蜘蛛に巣を張られてしまうのが厄介だ。憶えておいて出現直後に倒したい。
第7話 地底王国ラーザン
洞窟のステージ。とにかく狭く、敵が壁の中から飛び出してくるので常に油断できない。中盤以降は四角い石が並んでいて、その隙間を縫うように通り抜けなければならない。石のギミックが2種類あるので、少しパズルっぽい要素もある。ボスは巨大なカタツムリのような敵。殻を飛ばしてきたり小さな弾をばらまいてきたりするが、あまり強くない。
第8話 友よ静かに眠れ
最終ステージ。序盤は宇宙空間で、中盤以降は要塞に乗り込んで行く。固い敵が多く、パワーアップが少なく、不意打ちが多いために気を抜けず非常にくたびれる。憶えてしまえばそこまで難しくもない。ボスはいよいよ“ギガンデス”(推定)。生体兵器風巨大戦艦、と言った外観で、赤い珠を数回破壊すると本体が攻撃できるようになる。流石に強いが、処理落ちが起きるのでここまで来れる人ならおおかた対処できるだろう。