黄昏通信社跡地処分推進室

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台風の影響は意外に大きく、総じて風が強く、ほぼ一日中雨が降ったり止んだりしていた。また時折土砂降りになった。5分と続かないのだが、傘があってもずぶ濡れになりかねない勢いで降っていた。

朝食

朝は徒歩で近江町市場へ。しかし早過ぎてまだ準備中だった。うろうろ歩いていると喫茶店を発見、雨も降ってきたので入る。ここは珈琲屋さんに併設されていて、そのためかメニューに色々な種類のブレンドが載っていて圧倒される。苦味と酸味の目安だけ書かれていたので、あまり強くなさそうな中で聞き覚えのある奴を頼んでみた。「モカ・マタリ」。おいしかった。いっしょに頼んだトーストも旨かった。
このお店はガイドブックにはチャペックという名前で載っていたが、看板は「東出コーヒー店」とかになっていたと思う。詳細不明。

妙立寺

金沢名物忍者寺。前田家が有事に備えて様々な工夫を凝らして建てた、外観は二階建てだがその実七層四階建てというトリッキイな建物。実際ことを構えることになれば(周辺の寺町まで含めたところで)こんなものでどうにかできたとは思えないが、幸いここに籠って戦うような自体はとうとうなかったために今にその姿を残している。非常に面白い構造で、案内されて中を歩くだけで楽しい。よくこんなものを作ったものだ。

にし茶屋街

ここは3つある茶屋街の中で一番小さく、本当に殆ど茶屋しかないので昼間は寂しい。一箇所だけ公開している建物があったので覗いてみたが、そこはなかなかよかった。

室生犀星記念館

犀星は金沢生まれということで記念館がここに。しかし平成 14 年建立って案外最近だな。小さいけど丁寧に作られていて、細かい記述に至るまで楽しい。というか犀星が面白い。かなり変な人だったようだ。入口のすぐ先にある映像も楽しいので行く人は観るべき。
犀星自身は金沢には複雑な思いがあったようで、最後に訪れてから死ぬまでは 20 年以上帰っていなかったようだ。ということはもちろん小さくしか書いていないのだが、ここに晒しておこう。軽井沢の別荘には死ぬ間際まで毎年行ってたらしいのにな。

近江町市場ふたたび

また市場へ。今度はハイタイムを過ぎていて、値下げフェイズに入っていた。ズワイガニを凄い勢いで売りつけられそうになった。アマエビまでつけると言われて一瞬揺るぎかけたが、それにしてもそんなに蟹喰えないよなあ。
市場の回転寿しで昼飯。客居なかったから全くベルト使われてませんでしたが。適当に頼むがどれも旨い。特に初めて食べてみたノドグロが抜群の旨さで驚嘆する。昨日の居酒屋でも頼んでみればよかった。

ひがし茶屋街

こちらも覗いてみた。流石にここらでくたびれてきてちょっとしんどかったんだけど、「一笑」はかなりいい雰囲気だった。見学だけでちと申し訳なかったかな。どうでもいいけど金箔多過ぎるぞこの町。

金沢駅に行ってみる。ドーム微妙。かなり土産物街が充実しているので、ここでひと通りお土産を買ってしまう。ついでに明日の朝食べるパンも買う。

ハントンライス

一旦宿に帰り、少し休んでから最後は片町へ出撃。金沢名物?ハントンライスを食べてみる。チキンライスの上に半生の薄い卵焼きがかぶさっていて、その上に小さく切った白身魚のフライが5個乗っかり、ケチャップがどっさり。結構ジャンクフードだけど、とてもおいしかった。