原文はこちら→http://thezvi.livejournal.com/134183.html
田舎の破壊者/Countryside Crusher (1)(R)(R) クリーチャー -- 巨人・戦士 あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開 する。それが土地カードである場合、それをあなたの墓地に置き、この手順を繰り 返す。 いずれかの土地カードが、いずれかの領域からあなたの墓地に置かれるたび、田舎 の破壊者の上に +1/+1 カウンターを1個置く。 3/3
もうこれ以上土地は引かなくていい! 多くの人が夢にまで見た効果だが、時と場所を選ばないと大変なことになる。もし4ターン目から1枚たりとも土地を引かないとすれば、決して手札を使い切ることはできないだろう。そのゲーム中土地が3枚とか4枚とかで止まってしまい、もしかするとそれより少なくされてしまうかも知れない。やばい状況だろうか? まあそうだろう。このカードを敢えてプレイせずに手札に留め置くべき場合もあり得ると思う。でも、だからなんだ? その見返りは途方もない。そもそもが3マナ 3/3 という使えるサイズだし、それが一番目の能力で平均すると3ターンに2回の割合で大きくなっていく。さらにそれとは別に土地をディスカードするなり生け贄にしたりして二番目の能力が誘発すればその分も大きくなる。対戦相手には、こちらが場に出しているだけの土地で充分足りているかどうかはわからない。もし足りてなかったとすれば、その後土地を引くことはないわけだから手札を空にすることは不可能になるだろうが、それ自体は問題になるわけではない。
スタンダードで土地が3枚あれば充分というようなマナカーヴを持つデッキを組むのは難しいかも知れないが、それでもなんとか動くようにデッキを組むことはできる。ひとつは鳥、エルフ、マナアーティファクト、コスト軽減などを使うことだ。《煙束ね》ですらひとたび場に出ればマナを出すことは出す。もうひとつの手は、ライブラリのトップを操作することだ。例えば《つっかかり》などの激突能力で要らないスペルを下に送るとか。
エクステンディッドやレガシーなら、右端が3マナになるようなマナカーヴを持つデッキが簡単に組めるだろう。そんなデッキなら《破壊者》が出る時にはもうそれ以上の土地には興味がなくなってる筈で、《破壊者》の能力はすべて純粋に勝ちにつながる。
ともあれ、どんなデッキであってもこのカードは素晴らしい。相手に出されれば決して放置できないカードだろう。ちなみに、趣味とか趣味を兼ねた実益とかで土地を生け贄にしたりする時は、まあつまりガルガドンのことだけど、気をつけた方がいいだろう。
メモ
すっかり遅れてて申し訳ない(だれに?)。「赤は4枚」と書いたが勘違いで、2枚しかなかった。ということでもう1枚あるのだけど、また今度。