原文はこちら→http://thezvi.livejournal.com/134183.html
雄牛のやっかいもの/Taurean Mauler (2)(R) クリーチャー -- 多相の戦士 多相(このカードは、常にすべてのクリーチャー・タイプである。) いずれかの対戦相手がいずれかの呪文をプレイするたび、あなたは雄牛の やっかいものの上に +1/+1 カウンターを1個置いてもよい。 2/2
みんな《田舎の破壊者》については色々語っているが、この宝石のようなカードについては誰も何も言っていないようだ。《雄牛のやっかいもの》は《破壊者》と同じくらいのスピードで大きくなるし、色拘束が小さくてあらゆる部族に含まれる。このカードが入る部族デッキは何種類もあるだろう。カードパワーが高いし、族系と +1/+1 カウンターがらみのギミックに貢献するからだ。特に新しい「ロード」たちとは相性がよく、どちらが先に場に出てもロードの恩恵を受けられる。コストとしてクリーチャーからカウンターを取り除くカードとはさらに相性がよい。私はプレリリースで《やっかいもの》と《寓話の賢人》を組み合わせて使ってみたが、結構悪くないコンボだった。構築レベルには届かないだろうが。
対戦相手が除去を打つと《やっかいもの》はでかくなるってことを憶えておこう。つまり、実質的にはタフネス3と考えてもいい状況が多い。いろいろな部族のデッキがそれぞれの理由でこのカードをデッキに入れたくなるだろう。もしどこの部族にも含まれなかったとしても弱いカードではないが、このカードは多相だ。《カメレオンの巨像》と併せて、まだ確かな姿は誰も見ていない「多相」デッキの中軸になるかも知れない。問題は、どうも最近は強いクリーチャーが多くて《やっかいもの》では微妙に足りないような気がするのと、緑にいいカードが多いので赤を足す意味が疑問なところだ。
いろいろ考えているうちに星を1コ減らしたい気になってきたが、まあ全体で考えるとおそらく四つ星のカードが足りなくなりそうな感じなので、とりあえずこのままにしておこう。