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ズヴィの四つ星 -- モーニングタイド:赤(その2)

原文はこちら→http://thezvi.livejournal.com/134183.html

雄牛のやっかいもの/Taurean Mauler
(2)(R)
クリーチャー -- 多相の戦士
多相(このカードは、常にすべてのクリーチャー・タイプである。)
いずれかの対戦相手がいずれかの呪文をプレイするたび、あなたは雄牛の
やっかいものの上に +1/+1 カウンターを1個置いてもよい。
2/2

みんな《田舎の破壊者》については色々語っているが、この宝石のようなカードについては誰も何も言っていないようだ。《雄牛のやっかいもの》は《破壊者》と同じくらいのスピードで大きくなるし、色拘束が小さくてあらゆる部族に含まれる。このカードが入る部族デッキは何種類もあるだろう。カードパワーが高いし、族系と +1/+1 カウンターがらみのギミックに貢献するからだ。特に新しい「ロード」たちとは相性がよく、どちらが先に場に出てもロードの恩恵を受けられる。コストとしてクリーチャーからカウンターを取り除くカードとはさらに相性がよい。私はプレリリースで《やっかいもの》と《寓話の賢人》を組み合わせて使ってみたが、結構悪くないコンボだった。構築レベルには届かないだろうが。
対戦相手が除去を打つと《やっかいもの》はでかくなるってことを憶えておこう。つまり、実質的にはタフネス3と考えてもいい状況が多い。いろいろな部族のデッキがそれぞれの理由でこのカードをデッキに入れたくなるだろう。もしどこの部族にも含まれなかったとしても弱いカードではないが、このカードは多相だ。《カメレオンの巨像》と併せて、まだ確かな姿は誰も見ていない「多相」デッキの中軸になるかも知れない。問題は、どうも最近は強いクリーチャーが多くて《やっかいもの》では微妙に足りないような気がするのと、緑にいいカードが多いので赤を足す意味が疑問なところだ。
いろいろ考えているうちに星を1コ減らしたい気になってきたが、まあ全体で考えるとおそらく四つ星のカードが足りなくなりそうな感じなので、とりあえずこのままにしておこう。

メモとか

ズヴィは今週は PT クアラルンプールに出る!って書いてたので今頃は多分現地だろう。

各地で行われているグランプリ静岡トライアルのトップ8をつらつら見ているのだが、右を見ても左を見ても雲雀雲雀という印象。コンボを潰すのはパーミッションと昔から相場が決まっているのだが、ビートダウンも強い上に打ち消し呪文が弱い環境なので中々パーミッションが生き残れないのだろう(つーかパーミッションって死語だな)。一方でフェアリーが結構勝っているのが不思議。分類としてはカンスリなのかと思っていたが、だとすると直線的なビートダウンには勝てそうもない。よほど中低速のコントロールが多いのだろうか。