黄昏通信社跡地処分推進室

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今日のマリーンズ(拡大版)○ 5-4 ホークス

CLM000011120=5
FDH000012001=4
初めての福岡、ヤフードーム。三塁側の外野A指定席だったのだが、やはり周囲はホークスファンだらけで、肩身が狭かった。座席自体の広さはそこそこで、試合自体もまあまあ見やすかった。
先発は成瀬とホールトン。ホールトンは調子が好さそうで、手が出ないストライクをぽんぽん取ってくる。マリーンズは4回までサブローのヒット1本で、点が取れる場面が想像できない。
成瀬もなかなかよかったが、どうも中〜下位打線によく打たれていた。3回裏には無死から大村に二塁打を浴びてしまうも、続く高谷の送りバントが強い当たりで成瀬の前に転がり大村が三塁でタッチアウト。このあと安打二本で満塁にまでされたので、ここは助かった。最後は松中を三振に切ってなんとか無失点に抑える。
試合が動いたのは5回表。ここも簡単に三振ふたつで二死を取られ、依然として点が入りそうな気配はなかったが、オーティズ、ベニーが火の出るような当たりの連打で一二塁とする。ここで9番早川の打球は左翼線へふわっと上がる。切れる方向の打球だしなにしろ三塁側に居たのでまったくわからなかったが、どうやら打球はぎりぎりフェアグラウンドに落ちて、ワンバウンドでスタンドに入ったらしい。というわけでエンタイトルツーベースでオーティズが生還、本塁まで走っていたベニーは三塁に戻されることとなった。この後ボビーが出てきて抗議してたのは「松中のグラブに当たってからスタンドに入ったんじゃないか」というようなことだったらしい。これは認められず、この回は1点どまり。
5回裏、またしても成瀬が無死から大村に二塁打を浴びる。今度は高谷がきっちり送って一死三塁。次の本多の一ゴロで、オーティズはベースを踏んでから本塁へ送球したが、間に合わずセーフ。ものすごくあっさり同点にされる。
6回表、うっかりトイレに立ったら根本の二塁打→今江の三塁打でなんと席に戻らないうちに勝ち越し。さらに無死三塁だったが、橋本ぽp→サブロー三振→大松三振、と芸術的に凡退して無得点。
6回裏、簡単に二死を奪った成瀬がつかまる。小久保が単打で出塁すると、今日ここまでの二打席で再三いい当たりを見せていた田上が続き、7番松田が綺麗に三遊間を破って同点となる。さらに今日ここまで二塁打2本の大村も続いて、4連打で逆転を許してしまう。
7回表。重苦しいムードを救ったのはオーティズだった。先頭打者の初球、カーブをスコンと打ち返すと、打球はびっくりするほどよく伸びてスタンドへ。また同点になった。この回さらに失策のベニーを三塁まで進めるが生還はならず。
その裏、一死から成瀬は 10 本目の安打を打たれてとうとう降板した。ひどく悪くもなかったけど、長打や集中打を浴びてしまった印象。ホークス打線は見た目の打率以上にしぶとかった。一死一塁からはシコースキーが登板、多村を注文通りの併殺にしとめた。多村は久々もあってか、今日はぼてぼての内野安打1本だけで、若干ブレーキになっていた感もあったかな。
そして8回表。ホークスもホールトンを諦めて水田に継ぐ。一死から四球王・橋本がこの日両チーム合わせて唯一の四球を選ぶと、サブローが左前安打で出塁し、一死一二塁となる。ホークスは水田に代えて篠原を投入、マリーンズも橋本に代走大塚、大松に代打里崎を告げる。明らかな勝負どころ、2-2 から里崎は見逃し三振……ながらも大塚が素晴らしいスタートで三塁を陥れ、二死二三塁で打順はオーティズ。今日はオーティズがほんとに頼りになった。打った瞬間に安打と判る当たりをセンターの左に運び、一気に二者が生還する。三度リードを奪うことに成功した。
8回裏は川崎が三人で抑え、9回表は無得点で、9回裏はもちろん荻野が登板する。
ここからが凄かった。先頭の松田の当たりは高いバウンドのゴロになって、塀内が懸命に前進するもグラブに当てただけで内野安打。続く城所は左越えの大飛球で、一塁走者は悠々生還、城所も二塁を回ったところからバックホームを見て三塁へ向かう好判断で無死三塁とされてしまう。おおおお。
こんなのどうやっても一点取られちゃうよ、と思っていたのだが高谷は空振り三振。本多も 1-3 からのハーフスイングがぎりぎり振ってるって判定で、その後空振り三振。最後は代打本間の当たりがぼてぼてのセカンドゴロで、今度は塀内がしっかり捌いて試合終了となった。荻野は流石小林雅の正統な後継者、がっつり楽しませてくれました。死ぬかと思った。
ともあれ今日はオーティズ様様。3安打3打点で5点中4点に絡んでくれた。これで5割まであと1勝、翌日勝てばホークスと入れ替わって3位に浮上、というところまでこぎつけた。はるばる観に来たので、勝ててよかった。