黄昏通信社跡地処分推進室

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もう下火っぽいけど『イキガミ』と「生活維持省」について。
イキガミはちゃんと読んだことないんだが、設定見た時点で生活維持省連想するだろ常考。とおれは思っていて、でまあ作ってる側もそれは前提にしてるんだと思っていた。例えば、「主人公が朝起きたら毒虫になっちゃってた漫画」を連載するとして、「この作品はカフカさんのアレにインスパイアされました」とか書かないだろ多分、という話で。読んだ方だって「おい、こいつは『変身』のパクリだぜ」とか、多分言わないでしょ。*1
その代わり、比較されることは覚悟しなくちゃいけない。作者サイドの言い分では「生活維持省」は最近まで読んだこともなかった、らしいんだけど、そうだとしても、よく似たアイデアの作品が先行して存在していたのであれば、それについて直接比較されたり色々言われるのは仕方のないことだろう。

少し話がずれるが、埋もれかけたアイデアに光が当たることは基本的にはいいことだと思っている。権利を侵害するようなものでなければ、受け容れるべきものだと考えている。

*1:もちろんこれはおれの感覚なので、「生活維持省」そこまでメジャーか?と問われると、いやそうでもないのかもね、とは答えざるを得ないところではある。