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検定問題の「流用」について

QMA5 の検定試験モードで使われている問題は、当初は検定でしか出題されないが、その検定ランキングの集計期間が終了すると順次トーナメントや店内対戦でも出題されるようになる。これを「放流」などと呼んでいる。要するに使い回しだ。
個人的には検定問題の使い回しはまあ構わないかなと思っている。最初はちょっとぎょっとしたものだが、全体で見ればまあそこそこ色々なジャンルに散らばっているし、サブジャンル内で時々分野が偏るのもちょっと面白いかな、と思う。サブジャンルごとの問題数は 5000〜6000 問ぐらいと思われるので、ひとつの検定試験の問題がまるまる入ってくると1割弱ぐらいはその検定の問題になる。これは少ないとは言えないが、ぎりぎり許容できるぐらいに思える。
問題の質も、検定試験の問題がそれ以外の問題に比して特に劣るとは思われない。また、競馬検定や理科学検定(これは自分が素で詳しい分野を挙げているだけで他意はない)を見る限り、検定試験だからことさらに瑣末なことを問う問題が多い、ということもないと感じる。
ひとつ言えることは、もうこうでもしないと新問の数を確保するのは難しくなりつつあるのではないかと言うことだ。少なくとも問題作成者をがらっと入れ替える(ここら辺どうなってるのか知りませんが)とかしないと無理なんじゃないかと思うし、入れ替えたとしてもそう遠からぬうちに枯渇するだろう。新問配信が止まったクイズゲームはなかなかしんどい。当時とは全体の問題数が違い過ぎるが、初代の末期は悲惨だったものだ(新問は稼働終了の5ヶ月前が最後だった)。
以前「莫大な問題数が強者の常勝を阻むシステムになっている」とかちょろっと書いたことがあるんだけど、それ以外にも出題に関するダイナミズムというのは強者の常勝を許さないために不可欠な部分で、それには先日書いた出題頻度の調整なんかもあるけど、定期的に追加される新問というのは今でも重要性を失っていないだろう。