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Xリーグ FINAL6 一回戦:鹿島ディアーズ対富士通フロンティアーズ

夕方テレビをつけていたら、アメフトの試合を中継していた。鹿島ディアーズ(鹿島だけに。ププッ)対富士通フロンティアーズ。2Q の途中から観たのだが、7-10 のスコアとは裏腹にディアーズが押しまくっていた。3Q になってもその勢いは変わらず、とうとうタッチダウンを奪って逆転。4Q の初め、フロンティアーズはいい攻撃を見せたもののタッチダウンは奪えずフィールドゴールで 13-14 とする。ところがあっさりディアーズタッチダウンを許して 13-21 。タッチダウンとゴールでは届かない点数になってしまう。しかしここからが熱かった。フロンティアーズは自陣からの攻撃でじりじりと距離を稼ぎ、ハーフウェー付近から 50 ヤード近いパスを通してタッチダウン。ツーポイントコンヴァージョンには失敗するものの 19-21 と2点差に迫る。残り時間は8分ぐらいだったか。ディアーズは攻撃権を手放さないようにランを中心に攻めるが、途中で結局パントを使う。このパントがまたゴールライン近くまで転がる素晴らしいパントで、フロンティアーズは 100 ヤード近く進まなければならなくなる。だがこの辺りからランが決まり始め、さらにロングパスも決めてとうとう相手陣残り 20 ヤードまで侵攻する。残りは3分を切ったぐらい。ここでフィールドゴールではまだ時間が余り過ぎるが、ランで時間を潰せばちょうどいいだろうか。ところがセカンドダウン、ここまで素晴らしいパスを決めてきた QB 吉田が、後ろに倒れながらパスを出すべき相手も見えていないのにボールを投げてしまう。山なりに飛んだボールは無情にもディアーズの選手にがっちり捕られてしまった。たったひとつの判断ミス。まだセカンドダウンだったのだ。ボールを抱えてそのまま倒れても全然問題なかった。クオーターバックというのは、それでもボールを投げてしまう人種なのだろうか。フロンティアーズには気の毒な幕切れだったが、実に面白い試合だった。
※アメフトよくわかってないので的外れな点があったらご指摘ください

追記:これ投げ捨てたかったんだろうね。最悪のところに投げてしまったが。