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高専ロボコン2008 -- 東海・北陸地区予選

というわけで、ロボコン予選放送シーズンが始まった。先週金曜日そういえばそろそろかなーと思ってチェックしてみたらもう半分終わっていたという低鱈苦であるが、全地区見るとそれはそれで結構くたびれるので(8時間にもなるのだ)半分ぐらいで案外ちょうどいいかも知れない。
今年のテーマは「歩行」。競技としてはまた障害物競走に戻り(近年多い)、「多足歩行のロボットでパイロンをひと回りする」→「高さ 20cm のハードルを越える」→「二足歩行に変形する」→「二足歩行でゴールまで行く」という各ステージをクリアしていくのが競技課題だった。歩行がテーマなので、例年とは逆にロボットの最少サイズが定められているようだ(多分それとは別に最大サイズも決まってると思う)。
ここ2年予選を見てないからもうよくわからないんだけど、かつては例年レベルの高かった東海・北陸地区においても今年の課題は厳しいようだった。スタート地点から出られないマシンもちらほら見られ、最初の課題すらクリアできないロボットは半数以上にのぼったのではないだろうか。
そんな中で久々にらしさを見せたのが豊田高専。結果的には準優勝だったのだが、ロボットの外装も綺麗で、変身もちゃんと変身っぽく、二足歩行も倒れそうで倒れない微妙なバランスで歩きぬく姿が中々よかった。
優勝は富山高専で、ここはかなりソリューションに近い造りだった。多足歩行も二足歩行もルール的にはこの辺りだろうな、というところを上手く突いた構造で、勝つことを重視すればこんな感じになると思う。
面白かったのは岐阜高専で、マシントラブルで1回戦敗退だったんだけど無事に推薦で拾われた。「歩く」ことに関しては素晴らしくよくできている。全国大会でもそこそこ戦えればロボコン大賞も狙えるかも知れないという出来。