往年は技術の高い地区という印象のあった東北地区だが、少なくとも今年に関しては関東・甲信越や東海・北陸地区よりは明らかに劣っていたように思う。過去の日記を読んでいたら 2004 年の時点で既に少しレベルが落ち始めていると感じていたようで、その傾向が続いているのかも知れない。
勝ったのは一関高専で、ここはこの地区ではずば抜けて強かった。多足歩行に関してはソリューションに到達していたし、二足歩行もユニークなメカニズムながら悪くなかった。とはいえ勝ち時計は最速で１分 10 秒台で、たとえば関東・甲信越のトップクラスとは 20 秒近い差がある。どこまで詰められるかというところだろう。
全国へはあと２チーム進んだが１チームはどこだったか失念。ダイナミックなメカニズムの歩行が面白かったが流石に大雑把過ぎて勝負的な意味では苦戦は必至。もう１チームは仙台電波高専で、ここは二足歩行のロボットがとてもよかった。用いているメカニズムもユニークだし、それがデザインと噛み合っている、というのは結構難しいことと思う。勝負としては厳しいだろうけど、全国大会に進むのにふさわしいロボット。
