黄昏通信社跡地処分推進室

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罵るのに飽きたら

ちょっとわけあって久々にイエローサブマリンに寄る。トルコじょうさんのブログで見かけた再版シリーズのゲームブックを普通に売っていたが、特に元ねたの作品に思い入れがあるわけでもないので流石に買わず。
古いコンテンツに萌えの皮を被せて売るメソッドをおれは脳内で勝手に「クイーンズブレイド商法」と呼んでいるのだけど、優れたコンテンツであれば埋もれていたのが掘り起こされるのは意義のあることだと思う反面、やはり買うとなるとなんとなく恥ずかしいのも確か。おれには覚悟が足りない、と考えるべきなのか、この商法の問題点と考えるべきなのか。
トルコじょうさんが書いている


数年前に同じシリーズから同様に2冊復刊したのだけれど
売り上げはサッパリだった模様。
というのは多分扶桑社から 2005 年に出た『火吹山の魔法使い』と『バルサスの要塞』を指していると思われる。「同様に」と書かれているのでちょっとわかりづらいけど、そちらは普通の復刊で、特にこういうイラストがついているわけではない。その二冊をこのクイーンズブレイド商法で売っていたらどれぐらい売れてただろう、というのはちょっと思う。シリーズの他の作品と比べてもこの二冊の知名度は群を抜いて高く、おそらく面白さも最高の水準と思われるからだ。もっとも、だからこそそうならなくてよかったのかも、と思う気持ちもあるのだけど。
しかし今この手のものにお金を落とす人というのを考えると基本的には有効な方法なのだろうと思う。東京創元社の国産ゲームブックもこの手で復刻してみては如何だろうか。「ルシファー・ベルゼブルの子供が全部女の子」とか。三女(もと次男)も結構な萌えキャラに早変わり。「実なし、か……」なんて言われたらたまらん(って人もきっと居る)ぞ。五女(三男)にはあんまり会いたくない感じだ。
# 確か上の5人は五つ子だったのだがここでは長男>長女>二男>二女>三男と勝手に仮定している。

創土社ドルアーガも並んでたので手に取ってみたが、普通にドルアーガって固有名詞使ってるのね。権利関係はどうなったんだっけか。あとカバー見る限りではイラストも虎井っぽい。完全復刊と考えていいのだろうか。