黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

※全体的に日本語になってなかったので書き直しました (2009-04-02)
音の高さをあらわす表現として「高い」「低い」という言葉を使うけれど、これは世界中どの言語でも同じなのだと聞いたことがある。周波数が高い音を「物理的に上の方にある」という意味の言葉であらわし、周波数が低い音を「物理的に下の方にある」という意味の言葉であらわすのだそうだ。例えば英語でも「high」「low」という。
そういえば甲高い声の人はどこか頭の上の方から声が出ているように感じるし、低い声の人は腹の辺りから出ているように聞こえる。たぶん同一人物の声でも、物理的に高いところに立っていれば同じ高さに居る時よりも周波数が高く聞こえて、低いところに居れば周波数も低く聞こえるのだろうと思う。
それを人間の脳は周波数の差ではなく、音源と自分の間に物理的に高さの差があるのだと処理している。だからこそ周波数の高い音を「高い」と表現するのだろう。それは文化ではなくて人間の脳の機能と結びついている感覚だから、世界中の言語に共通した表現になる。
で、物理的に高い位置にある音源の音が周波数が高く聞こえる/低い位置にある音源の音が周波数が低く聞こえるのは、確か耳殻(いわゆる「耳」)の形と関係があって、上方から来る音と下方から来る音で反射が違って鼓膜まで届く音に微妙に違いが出る、みたいな話だったと思う。しかしこうして書いてみるとほんとにそんなことできるのかという気はする。あと、耳殻の形が違ったら周波数の高い低いと言葉の「高い」「低い」が逆になっていたかも知れないのかな、というような想像ができる。