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今日のマリーンズ(拡大版)○ 6-0 イーグルス

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CLM21010002X=6
1回表の一死二塁を唐川がしのぐと、その裏一死から福浦の打球が左翼線へ飛んだ。ラインドライヴがかかっていたがおそらくフェアグラウンドに落ちるな、というコースで、草野が一旦前進してから落下点へ向かってしまい、結局追いつけず二塁打になった。二死後に井口が左翼席へ叩き込んで2点先制。いい滑り出しになった。
2回裏にはランビンが完璧なスイングで右翼席へソロホームラン。点差を3点とする。
3回表、唐川は渡辺直人二塁打を打たれ、二死二塁で草野を迎える。草野の打球は二塁キャンバスの右へのややゆるいゴロとなり、抜けるかと思われたがランビンが好捕。一塁への送球が逸れて内野安打となったもののなんとか走者を還さずにすむ。続く山崎にはきわどいハーフスイングとかがありながら四球で満塁、と非常に嫌な流れだったが、ここからが唐川のすごいところ。中村紀洋に初球ストレート、二球目ゆるいカーヴであっさり追い込み、三球で二飛に打ち取った。
4回裏にはバーナム・ジュニアの死球、ランビンの二塁打、今江の四球で一死満塁のチャンスを作ると早川がきっちりライトに打ち上げて4点目。
5回表がもしかするとこの日一番面白かった。この日ここまで二安打と当たっていた先頭の渡辺直人が一二塁間に放った鋭いライナーをランビンが横っ飛びでグラブに収めると、続く小坂が高く打ち上げた飛球をまたランビンがキャッチ。さらに草野が一二塁間に転がして、これをまたまたランビンが捕ると一回転しながら一塁へ的確に送球してアウト、とまさにランビン無双。球場は大いに盛り上がった。
イーグルスは5回で先発ラズナーを諦め、6,7回は朝井が抑えたものの、8回に出てきた佐竹がぴりっとしない。ボールが先行しまくって、大松が歩いた後ベニーがなんと左中間に運んでこれで完全に勝負あり。
唐川は6回以降も走者を出しながら、終盤まで球威が衰えず、7回から9回で三振を5つ奪う内容で自身初の完封勝ち。チームとしても今季初の完投勝利ということで、ここまでで一番いい試合といってもよかったんじゃないだろうか。
お立ち台には唐川と共にランビンが呼ばれた。実は6回以後は2三振の上に守ってもエラーひとつ、とぼろぼろだったのだが、5回までの活躍と球場の盛り上がりはヒーローにふさわしい内容だったと思う。今日はランビンの日だった。二塁打の時のヘッドスライディングなど無駄とも思えるほど気迫にあふれるプレーで、見ていて楽しいし気持ちいい。前回はぼろくそに書いてしまって申し訳なかった。今後もチームにいい影響を与えてほしい。

  • ついまたタコス喰っちまった。どうもこれを食べないとマリンスタジアムに来た気がしない……なんてことはないが、なんか球場めしって感じで好きなんだよね。次回はひとりひとつずつセットを買おう。
  • 試合前後に球場の周りに「BOBBY 2010」ってTシャツを着た人が何人か居てバレンタイン監督続投のための署名を募っていた。これについては協力しないことにしているので署名はせず。
    • はっきりした情報が少なくて判断しづらいながらも、確かに今球団はずいぶんおかしなことになっているようだ。でもそれはそれとして、正直昨年に関してはバレンタインは年俸ほどの働きはできていなかった。「今年限りで終了」とシーズン前に決めてしまうやり方はどうかと思う(単純にチーム運営の方法として下策)けど、そろそろ替え時なのかも知れないな、とは感じている。球団おかしいでしょ、というメッセージを伝える手段として「ボビーを千葉に残そう」という署名を募る、というのが妥当なやり方とはあまり思えない。
  • 外野のスタメンがバーナム早川ベニーでどんな試練だよこれ、と思ったけどイーグルスの外野もたいがいだったので深く同情した。いい外野手居ないと大変よな。7回の中村真人の守備とかかなりやばかった。
  • 4回の早川の犠飛はベニーの離塁が早過ぎたように思えた。多分気のせい。
  • 今江と早川に驚くほど打てる気配がない。実際ふたりとも無安打だった。大丈夫なのだろうか。いや大丈夫じゃねえから最下位なんだよな。どうにかならんかな。
  • 小坂を見られて嬉しかった。二塁でもやっぱ守備上手いなー。一瞬打率が1割切ったけどスタメンでフル出場。安打も1本放っていた。
  • 里崎が2安打。2ストライクまであほみたいに振り回すのに2本とも外野に上手く運んだ感じのヒットで、調子がいいんだか悪いんだかさっぱりわからん。
  • それにしても井口さまさまだ。正直、シーズン前にあれだけお金を積んで背番号6まで用意した時には「そこまでするほどの選手かよ……」とか思っていたが、井口が居なかったらと考えるとぞっとしない。本当に有難い。まあお金に見合うかというと別の話なんだけど、それはまた別の機会に。