黄昏通信社跡地処分推進室

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かんがえる

今日のテーマはめとろんさんのこちら。


QMA6に対する批判として、ジャンル分けがどうとか形式統合がどうとか、トナメの組分けがキツ過ぎるだとか全国大会がトナメみたいだとか、そういうのはよく見るんだけど。「問題が難しくなりすぎてつまんない」みたいなのってあんまし見ない気がするのよね。んー、廃人が問題回収することを前提にした難度の問題ばっかりになってると思うんだけど、皆さんそうは思ってないのかしら。
最初に書いておくと、おれは「問題が難しくなりすぎてつまんない」と思ったことは一度もない。衝動的に「わかるかよこんなの」と思うことは、まああるけど、頭が冷えると「でもまあこれ取る奴が 10% とかいるんだよな」って思う。自分がその 10% になることもたまにはあるわけだし。
おれは問題がわからないことよりも負けることの方がストレスで、中でも最大のストレスは QMA2 辺りだとちょくちょくあった「2回戦で6問全部取ったのに 11 位で死ぬ」みたいな奴だ。そんなのどうしょうもないじゃん。クイズゲームなのに知識じゃなくて入力速度の差で負ける、というのは納得できない。
同じ入力速度の差で負けるのでも、1ミス同士とか2ミス同士とかなら全然気にならない。「落とした問題をおれが取れてたら抜けられた」のだから。それが見当もつかないような全滅問題だったとしても、別にそれほど気にならない。
だがそれはそれとして、

シューゲーやら格ゲーやらがマニアックになりすぎて廃れたっていうのと同じ道だよねそれは。ゲーム性に凝りすぎて、単純に「正解する」っていうクイズの楽しみ方を忘れちゃってるんじゃないのかねー。
この視点はすごく重要だと思う。多分これ、「逸般知識」とかいう揶揄もされてたことを思い起こせば、問題意識としては初代の頃からあるんじゃないかと。ただ長年プレイしてる人はだんだん麻痺してくるのだろうし、それはおれも例外じゃない。
新問を追加し続けることと、難度を高くし過ぎないこととを両立させるのは、不可能ではないのだろうけど多大なリソースを要求する。現状で QMA シリーズに注ぎ込まれているリソースだと、その両方の維持には多分足りない。(難度を犠牲にしながら)なんとか新問を追加し続けている、というのが現状だろう。ニュースクイズはいいアイデアだけど、根本的な解決にはならない。
なかなか難しい。