黄昏通信社跡地処分推進室

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授乳していた妻に隣の部屋から呼ばれ、行ってみると、「(息子)があまりにもかわい過ぎる」という、授乳が終わり、息子、赤く上気した顔、目を閉じて、口許は満ち足りて、ふと唇をすぼめて、くみくみと吸う仕草、それから目を開けて、あれ、ぼく寝てましたか、とでも言わんばかり、でもまたすぐ目を閉じて、もう一度満足そうな笑み、今すごくいい夢見てたんです、続き見ますのでまた、と、ぐんなりと体中の力を抜いて、くう、と唇の間から細い息、その頬の丸きこと、輝きたること、あまりにも幸せそうで、妻と笑いあい、ああ、もう、ほんとうにきみはかわいすぎる。