黄昏通信社跡地処分推進室

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流れなんてない

麻雀とかにおける所謂ツキとか流れとかについて、あるって考えるかないって考えるか分かれるところだけど、あるって考える立場の中には「だって打っててあるって思うんだもん」というある種純粋なスタンスの人と、「あるかないかわからんけど、あるって考える方が面白いからあることにする」ってスタンスの人が居ると思う。後者のスタンスはかなり有力で、実際流れの話になると必ずあるかないかっつうファンダメンタルな(そのくせ流れの話そのものには全く寄与しない)ところに拘る奴が出てくるものだけど、その辺を綺麗に回避して流れの話にだけコミットできる、という利点がある。
個人的にもこの後者のスタンスが便利だし楽しいよなー、みたいな気でいたのだが、でも冷静に考えてみると、あるかないかわからんものであれば、とりあえずないものとして説明をつけようとする方が科学的態度ではあるよな。そしておれが立つべき位置は、明らかにそっちだ。麻雀に流れなんてないよ。あるのは点数状況と心理状態だけだ。
もっとも、乱数ってのはそう簡単に平たくなるものじゃなくて、実際にはサイコロを振り続けたらほぼ確実に*1目は偏る。そこを否定するものではない、というところはなかなか理解されづらい。その偏りは結果に過ぎないんだから、ツキとか流れとかってのは考えるだけ無意味だ、というのが「流れなんてない」という言葉の真意だ。それに対して、ほらみろ流れはあるんじゃねーかおまえがわからねーだけで、と言われるのであれば、はあそうですね、と応えるほかない。そこは辛いところだが、それでもおれの立つ位置はこっちだ。

*1:ほぼ確実に:98% ぐらい。一応計算あるんだけど詳しくは昔書いたし略。