黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

「トリックス(ネクロ−ドネイト)」について、少しまとめた記事を書いた。ここに置いといてもあんまり読む人居なさそうなので、Repository of Magic に投稿してみた。
トリックス――起源と歴史 // Repository of Magic
今のところ評価は0だが、ツイッターで感想を頂いたり、ニュースサイトで取り上げられたりしていて、表に出した甲斐はあったな、という感じはしている。ただ、当該記事にコメントがつかないのはやはり少し寂しいものだというのは感じた。自分も最近はこの手のもの読んでも滅多にコメントなどつけなくなっているが、面白いと思ったものには「面白いと思った」というリアクションを伝わる形でするべきなのだろう。(要約:「感想ください。」)
あと、これは自分だけかも知れないが、「つまらん」とか、「ここが駄目」とかでもそれなりにモティヴェイションになるところがある。単純にじゃあ次はこうしてみようとか、もっと面白いものをとか、そういう原動力になるのと同時に、ネガティヴな感想でも発するにはそれなりのエネルギーが要るよなということを思うからだ。少なくともその人にそうさせるだけのものではあったのだ、というのは悪い感覚ではない。もちろん、ほめてもらえる方が嬉しいけど。
以下は投稿した記事には反映させなかった没ねたなど。

  • トリックスというと個人的にはグランプリ京都 2000 の決勝のミラーマッチが印象深い。1本目を取った村上祐樹(大阪)が2本目でも先に《ネクロポーテンス》を貼って圧倒的優位に立ちながら、《Demonic Consultations》でデッキに残った《ファイレクシアの抹殺者》3枚をすべて追放してしまうという漫画みたいな展開で3本目へ。結局その3本目を取った藤田剛史の初戴冠となった。
  • あともうひとつ、インビテーショナル 2000 春の決勝のタイプ1で、クリス・ピキュラとジョン・フィンケルがやはりトリックスのミラーマッチを戦っている。この時は3本目にピキュラが打った《Demonic Consultations》でめくれた《寄付》がなんとライブラリボトムに居て、ピキュラは《Illusions of Grandeur》を寄付してエンド。《ネクロポーテンス》があるため死にはしなかったものの、手札も無く、自分のターンはなにもせず「go」と告げるだけという状況になった。フィンケルは以後7ターン、途中で自前の《Illusions of Grandeur》を貼って粘ったものの、ついに《寄付》もエンチャント破壊も引けず、そのまま 20 ライフを失って敗れた。最終的にピキュラが 3-2 で勝ったのだから、この1勝は大きかった。フィンケルには翌年以降チャンスがあっただろうが(実際に勝っている)、ピキュラがインビテーショナルを勝てたのはおそらくあの年が最後だった筈だ。そしてピキュラは《翻弄する魔道士》をデザインすることになったのだから、この後数年間の環境に影響を及ぼした1勝だったとすら言える。
  • ネクロ−ドネイトの発案者は、これもゲイリー・ワイズによれば、YMG のミシェル・ブッシュ(Michelle Bush)だったとのこと。
    • ミシェル・ブッシュについて調べてたら「以前チームメイトのダーウィン・キャッスルとつきあってた」とかいう記述にぶちあたってびっくりした。キャッスルェ……。
  • 2010 年にもなってドージョー読んでるのなんてまじでおれぐらいかも知れん。Internet Archive ばんざい。
  • 投稿先ではスタイルシートが使えないので、全部インラインで書き込んである。デッキリストの表組みとか死ぬかと思った。まじでクソの塊みたいな HTML 。
  • プロツアー・シカゴ 1999 に「イリュージョン・ドネイト」コンボを持ち込んだ日本人が誰か、については Private Square さんに情報提供があったようで、東野将幸氏だったとのこと。フィーチャーマッチにもなっている。残念ながら、3-3-1 の 10 ポイントで初日落ちだった様子。
    • 全く勝手なお願いで、聞いてもらう義理もまるでないことを承知の上で書くが、こういうのを(投稿先の)コメント欄につけておいてもらえると有難いと思う。というのは、あとで記事を読んだ人の目に入るから。とはいえ、情報提供した人はそんなことのために情報提供したわけじゃないだろう。あとでおれが追記でもしておけばいいことだ。