ファンタジーの話つづき。
- ファンタジーって題名はこの世で一番ググりにくいタイトルのひとつだが、当時はグーグルもなかったし責められないところか(今だったらトロ様辺りに説教されてるだろう)。綴りとしては Phantasie なのでそっちでググればまだましなのかもしれない。
- なにをするにも金がかかるゲーム、という印象が強い。装備品や宿屋は当然として、レベルアップにも金、新しい呪文覚えるのにも金。それも金額が半端じゃない。おれはこのゲーム5レベルぐらいで諦めちゃったのだが、パーティ全員少なくとも6レベルには上がれるだけの経験値は溜まっていた。とにかく金がなくなってレベルが上がらなくなっていた。経験値も金も敵を倒さないと手に入らないことを考えると、枷がふたつになっているだけで基本的に無意味なシステムだ。そういやこの辺りの話は前書いたな。
- しかしかかる金はそのキャラクタのカリスマ次第で劇的に上下した。たまたまカリスマ 16 の奴がひとりいたのだが、そいつだけだったら余裕でレベル上げられた。ゲーム的にはとにかくサイコロ振り直しまくって全員カリスマ高くする、というのが正着だったようだ。今ならひどい話だということになるだろうが、当時はそれでよかったのだろう。
- 当時「ウィザードリイとウルティマを東西の横綱とすれば、大関格がマイトアンドマジックとファンタジー」という言説を見たことがあったのだが、どこまで本当だったのか未だにわからずにいる。日本では知名度に圧倒的な差がついてしまった。ここで挙げた順に高い筈だ。そしてウルティマとマイトアンドマジックの間に文字通り越えられない壁があるだろう。ついでに言えば曲がりなりにもファミコンで出てたマイトアンドマジックと結局 PC でしか出なかったファンタジーの間にも結構な差がある筈だ。そう考えるとファンタジー知ってる人ってどれぐらい居るんだという感じですらある。
- なんかしかし陰気なゲームだったよひたすら。英語もわからないし町の人との会話とかもないし黙々とやってると段々鬱鬱としてくる感じだった。いまは良くも悪くもそういうゲームないよな多分。まあやりたくもないけど。