黄昏通信社跡地処分推進室

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Survival of the Fittest.

《適者生存/Survival of the Fittest》禁止ですてー。
2010年12月20日制限禁止リスト告知|マジック:ザ・ギャザリング
今度の身内レガシー会ではぎりぎり使えるけども。てかサバイバル誰か使ってたっけ?
個人的にはとても使ってみたいカードで、機会があれば1〜2枚ずつ買おうかとすら思っていた。ただ、流石に汎用性が高過ぎて、今後クリーチャーが刷られれば刷られるほど強くなる一方、ということを考えると、どこかで禁止にはなる運命だったのかも知れない。《復讐蔦》を禁止にすべきだったのではないか、という意見もあるようだが、それは一時しのぎにしかならない。そんなことをしたら、適者生存と相性がいいクリーチャーが印刷されるたびにそのクリーチャーを禁止しなければならなくなる。
マーク・ローズウォーターが以前《寄付/Donate》について、「このカード1枚のために、『維持コストは非常に高いが強力なカード』を作ることができなくなってしまい、カードデザインの幅がそれだけ狭まることになった。その意味でこのカードを世に送り出したのは失敗だった」(大意)と述べていたが、《適者生存》についても多分似たようなことが言えるのだろう。デザインの段階では、プレイヤーが目にすることができるよりもずっと多くのクリーチャーたちが「いや、《適者生存》と組み合わせると強すぎるから」という駄目出しを受けて没になっているのかも知れない。
そんなことを考えると、仕方ない決断ではあったのだろう。デッキの核になるカードとして本当に長いこと活躍したので、寂しい思いをしている人は多かろうな、とは思うが。