黄昏通信社跡地処分推進室

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「大正イマジュリィの世界 デザインとイラストレーションのモダーンズ」 松濤美術館,2011

大正時代を中心に、明治後期から昭和初期にかけて、主に商業出版におけるイラストレーションやデザインなどの分野で活躍した作家の作品展示。時代としてはアール・ヌーヴォーアール・デコに挟まれるころ、ということになるみたい。
展示は地下1階と2階の二箇所に分かれていて、前者では作家別に 13 人の作品を展示、後者ではテーマ・ジャンル別に有名無名の作家をとりまぜて展示がなされていた。
個人的に引っかかる感じがあったのは杉浦非水かなあ。小林かいちもよかった。「あれこの人すげえ見たことある気がする」と思ってたら妻によると新日でやってたそうで、そりゃ見たことあるっつうのな。「近年ようやく再評価されたので経歴に不明な部分が多い」って説明がついていたのは面白かった。あと古賀春江も 13 人の中に入っていた。扱い小さかったけど。
デザインと関係ない部分で、当然商業出版とかだから雑誌だったり書籍だったりするんだけど、この本すごいタイトル、とか、この雑誌どんなこと書いてあったんだろう、とか、そういうのもかなり面白かったりした。
01-23 までだったので、残念ながらこれを書いている時点では既に終了しています。