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モーショヴィッツ伝説

Untold Legends - The Zvi Makeover - by Alex Shvartsman - StarCityGames.com
アレックス・シュヴァルツマンが去年の 11 月に書いてたズヴィの“語られざる伝説”。ズヴィファンのおれとしたことが知らなかったので貼っておく。内容的にも文句なしに面白い。PTNY99 でズヴィがトップ8に残った時の話。プレイヤーとしては卓越した能力を示したが、しかしカメラの前に出していいものかどうかは難しいところだった。


当時 20 歳のズヴィはいささか太ってたし、ぼさぼさの髪は何ヶ月も切ってなくて、ひげも伸び放題だった。一年の大半は穿いてるショートパンツに、着古したプロツアー参加賞のTシャツ。要するに、悪い意味での典型的なマジック・プレイヤーみたいな姿だったんだ。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の広報部門はマジックのプレイヤーに関して「プロフェッショナルのマインド・アスリート」というイメージを広めようとしていたのだが、ズヴィはまるで逆だった。
(略)
ウィザーズ社が費用は持つから、とズヴィに「変身」を進言したのは間違いなくジェフ・ドネだったはずだ。ズヴィはそのアイデアに飛びついた。そこからは、時間と物流の問題だった。時は土曜日の午後7時過ぎ、翌朝にはトップ8の試合が始まってしまう。
ここでの「変身」は polymorph じゃなくて makeover 。訳が難しいというか適切な訳語がないんだけど、要するにこの場合は髪切ってひげ剃って服もとっかえて、ってすることです。テレビ番組の企画でよくある(ないかも。知らん)ようなのを指す言葉。
というわけで、内容気になる人は読んでみてね。変身中の写真もあります。この時のことはズヴィ本人にも印象深かったようで、殿堂入りの時のコメントでプロツアーにまつわる最高の思い出にこの変身を挙げている。このコメントは読んでる筈なんだけど全く憶えていなかったな。
追記:ドージョーの記事のアーカイヴがあった→http://web.archive.org/web/20000614080620/www.thedojo.com/ptny99/zvi.shtml

折角ここまでしてもらったのに、2年後にプロツアー勝った時の恰好はこんなんだった。ですよねー。