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サブローの移籍について。
まあ、寂しいには寂しいんだけど、経営判断としてはわからないでもない。基本的にはおれは現状のシステムなら選手が流動するのは当然だと思っていて、お金がない球団が年俸の高いベテランを切るのは仕方がないことだと考えている。ここ1,2年でサブローのパフォーマンスが確実に落ちているのに対して、清田、岡田、伊志嶺、と若くて面白い外野手がどんどん出てきているのだから、まだ高値がつくうちに放出するのは貧乏球団としてはむしろ常識的な一手じゃないだろうかとすら思える。
だけど、それで買ってくるのが工藤+金銭というのでは、文句のひとつも言いたくなる。前述した3人より歳がいってる外野手を獲ってきてどうするのだという話である。この点においては、おれは球団を批判する。せめて内野手を獲るべきだ。できれば、もう少し若い選手を。(ジャイアンツの選手詳しくないので適当な対象がいるかどうかはわからないが)
あとは、シーズン中の半端なタイミングで、いかにも不利なトレードを、わざわざ「自分から持ちかけた」と公言して行うこと。フロントとの不仲が噂されていたが、これではその通りですというようなものではないか。そして、フロントにたてつくとこうなるのだと、見せしめにしているような印象すら受ける。
同じ高値のうちに売るにしても、もっと円満に見せる方法はある筈だ。あと4ヶ月待って普通に年俸ダウンを提示するのでもいいし、うーん、まあ、シーズン中でもせめて相手から持ちかけられたことにしてもらうとか。
そういう「薄情さを表に出さないこと」って、会社が球団につぎ込めるリソースの中では比較的安くて見返りが大きいもののひとつだと思うんだけど、このところのマリーンズはその辺の意識がわりと希薄な球団だな、とは思う。
そこら辺のもにょもにょはありつつも、個人的にはサブローを出すこと自体はありではないかとおれは思っている。おれの狭い観測範囲では結構他球団のファンの人にも「ロッテは何を考えてるんだ」みたいな反応が散見されたんだけど、自分としてはそこまでどうしようもない判断だとは思わない。そしてサブローには、ジャイアンツでも活躍して欲しいと心から思っている。