黄昏通信社跡地処分推進室

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たとえばサブローの件について、ファンとしてはもっとわがままであってもいいのだと思う。でも、2004 年の球界再編危機を過ぎてから、おれは「NPBプロ野球団は野球で食っていけていない」という事実から目を背けることができなくなってしまった。それが解決しない限り、あれは何度でも起こり得る。だから、球団の経営が少しでも健全化する方向の施策であれば、多少のことはよしとしよう、と考えるようになった。とはいうものの、現状では焼け石に水としか言いようがない状態で、いずれ何らかの形の破綻は訪れるのではないかという気がする。
担ぎ手の力がはっきり弱ってきているのなら、みこしは軽くしていかざるを得ないんじゃないかな。それまでと同じように重いみこしを倒れるまで担がせ続けるのが、たとえ観客としても正しい態度とはおれには思えない。もちろん、担ぎ手の方は新しいみこしの魅力を伝える努力をしなくちゃいけない。そこを怠ったらみんなみこしから離れていってしまうだろう。でも、大きくてゴテゴテしたみこしの時代は終わっているんだ、多分。