黄昏通信社跡地処分推進室

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ティーンエイジの頃に聴いた音楽がその人にとって特別なものになる、という話を最近読んで、多分この日記でも何度か書いていると思うのだけど、なにも音楽だけじゃないのかな、という気もする。培われてきた感受性と、その人にとっての新鮮さが、いちばんバランスの取れる時期なのではないだろうか。これより若いとまだ受容自体が未熟で、これより歳を経るとだんだん新鮮さが失われていく。もちろん、ジャンルやものによって最適な年齢というのはまた違ってくるのだろうけど。
なにが言いたいのかというと、つまりおれにとって『忍者くん阿修羅ノ章』はちょっと特別なゲームだということだ。時が経って、いろいろなことを多少たりとも客観的に見ることができるようになってくると、どうしてもあらの方が目立つゲームだということは認めざるを得ない。それでも、おれにとってあのゲームの占めている位置を埋めることができるゲームはこの世に存在しないのだと思う。それはこのゲームにまつわる個人的なもろもろの思い出を全部取り除いたとしても(まあ意味のない仮定だけど)そうなのだろう。