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NFC 2011 -- WEEK 7

今週のバイはビルズ(4-2)、ペイトリオッツ(5-1)、ベンガルズ(4-2)、ジャイアンツ(4-2)、イーグルス(2-4)、フォーティナイナーズ(5-1)。偶然だが好調のチームが多い。

Indianapolis Colts (0-6) @ New Orleans Saints (4-2)

未だ初日が出ないコルツ。一方のセインツは4勝2敗と比較的好調。試合の方もここまでの戦績がはっきりあらわれる内容になった。コルツのカーティス・ペインターは先発4試合目で、オープニングドライヴからノーハドルでショートパスをぽんぽん通し悪くないスタートに見えたが、センターライン付近でスナッパーと呼吸が合わず。取り落としたボールはセインツ側に転がり、いきなりターンオーバーを許してしまう。セインツはその返しのシリーズをタッチダウンまで持っていって主導権を握ると、あとは完全なワンサイドゲームになった。QB ブリーズのパスが冴え、小兵 RB スプロールズが走りまくる。取りも取ったり 62 点、1970 年以降では NFL 最多得点タイとなった。コルツはタッチダウン1本返すのがやっと。最後はペインターも下げられる始末で、明るい材料が見当たらない。とにかくひとつ勝てば違ってくるようにも思うのだが。
この日の中継映像は NBC だった(と思う)んだけど、後半にコルツの「今季限りで契約が切れる主な選手」の一覧をどーんと表示してて何の嫌がらせかと思った。まあ沈没船みたいなことにはならないのだろうけど。

Baltimore Ravens (4-1) @ Jacksonville Jaguars (1-5)

ジャクソンビルってほんとにどこだか全然知らなかったんだけどフロリダ半島の北東側の付け根、らしい。この試合は録画に失敗して最後3分の1しか観られなかったのだが、見始めた時点で 3Q の途中なのに JAC 9-0 BAL とかでなんだこれみたいな。お互い守備が機能しているのか攻撃が不甲斐ないのかとにかくかなりのロースコアゲームが展開されていた。 特にレイヴンズの QB フラッコはひどかったようで、観始めてすぐぐらいに出てきたスタッツでパスのゲインが8ヤード。おまえは 45 分間何をやってたんだ。それでも 4Q に入ってからようやくレイヴンズの攻撃が形になって、ノーハドルでフラッコがパスをばんばん通す。タッチダウンを取って 7-9。当然オンサイドキック……だったのだがこれは 10 ヤードに届かずイリーガルタッチをとられてしまう。時間がないレイヴンズ、タイムアウトを3回使い切りながらファーストダウンは許さず、ジャガーズは結局フィールドゴール。7-12 で残り1分 40 秒からレイヴンズの攻撃となる。しかし2プレイ目でインターセプトされて試合終了。レイヴンズは強豪とみなされてるみたいで、ちょっとした番狂わせという報道をされていた。そういうのは本当にまだ全然わからない。

Houston Texans (3-3) @ Tennessee Titans (3-2)

この試合も録画に失敗した。こちらはもっとひどい展開で、見始めた時点で HOU 27-0 TEN とか。というわけであまり真面目に見てなかったので書くべきこともないです。テキサンズが最終的には 41-7 で勝ち。

Denver Broncos (1-4) @ Miami Dolphins (0-5)

この試合ウィークリーでしか見てないんだけど気になったのでここで書いておく。ドルフィンズが 4Q 途中に 15-0 までしたのに逆転負けを喰らった試合。ブロンコスの QB ティム・ティーボウが初先発で、完封負け寸前の残り5分からタッチダウンオンサイドキック成功→タッチダウン→2ポイントコンヴァージョン成功→オーヴァータイムにフィールドゴールで勝ち、という漫画みたいな展開だったらしい。漫画と違うのは両チーム合わせてもここまで1勝しかしてないあたりだけど。
ティーボウは前々週のチャージャーズ戦で途中出場した時も 4Q で 16 点のビハインドを追いかけ、最後は残り時間がなくなってからエンドゾーンに通れば逆転というパスを投じるところまで追い上げている。その時もスタッツはあんまりよくなかったし、この日も 13/27 で 161 ヤードだから数字としては凡庸だ(ていうかひどい。あとランで 59 ヤードゲインしてるが、それを含めても平凡)。しかし、2試合続けて見せた粘りはチームに勢いを与えてくれるかも知れないと思うのだよね。ちょっと試合を見てみたいと思わせる選手だ。
ドルフィンズは 15 点というのが気になって調べてみたら 4Q にタッチダウン取って 12-0 にしたあと2ポイントコンヴァージョンに失敗していた。14 点にしておけばタッチダウン2本されても同点だし、逆に 12 点でも 13 点でもそんなに変わらない、というのはおそらく一般的なアメフトのセオリーなのだろうけど、見事にあだになった恰好だ。素直に 13 点にしておけばその後のフィールドゴールで 16-0 となり、ブロンコスも2ポイントを2回決めるのは流石に難しかったのではないか。勝ち星に見放されているチームというのはこういうものなのだなあ、と嘆息せずにはいられなかった。

その他

  • パッカーズは7連勝になった。相手がヴァイキングズなので順当ではあるのだが、 33-27 と比較的苦戦したようだ。ヴァイキングズは先日ちょっと書いたルーキー QB 《思案》ことクリスティアン・ポンダーが先発して結構頑張ったらしい。
  • カウボーイズラムズを倒して 3-3 。よっしゃよっしゃ。まあラムズ(※0-6)だけどな……。
  • ライオンズが連敗で 5-2 に。昨年まではまじでドアマット扱いのチームだったらしいので、負けが込み始めると苦しいかも知れない気がする。