黄昏通信社跡地処分推進室

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NFC 2011 -- WEEK 9

今週のバイ:ジャガーズ(2-6)、ライオンズ(6-2)、ヴァイキングズ(2-6)、パンサーズ(2-6)。そろそろ休み嬉しいだろうけど、ヴァイキングズなんてやりたかったんじゃないっすかね。これでバイがないのはあと4チームだから、Week 11 以降はバイなしで進むのかな。

Pittsburgh Steelers (6-2) @ Baltimore Ravens (5-2)

AFC 北地区の同地区対決。この戦績なら当然1位2位だろうと思ってたらシンシナティ・ベンガルズがやっぱり 6-2 で頭ハネの1位になってるらしくこれでも2位と3位。NFC 西みたいに2位が2勝なんてとこもあるのにねえ。そしてスタッツではこの両チームが守備の総合被獲得ヤード数で NFL 全体の1位と2位にランキングされており、お互いの守備をどう崩すかというのがポイントになった。
前半はその見立て通りおたがい堅い守備を見せ、タッチダウンを全く許さずフィールドゴールを決め合う展開で BAL 9-6 PIT で折り返し。後半に入ってから試合が動き、まずはレイヴンズがフラッコのパスと相手の反則を絡めてタッチダウンを決めて 16-6 とする。しかし 4Q に入ってからロスリスバーガーも黙ってはおらず、珍しくスクランブル気味のランも見せてタッチダウンを返すと、さらにフラッコにサックを浴びせてターンオーバー。そのままそのドライブをタッチダウンまで持っていき、この試合で初めてリードを奪う。4点ビハインドのレイヴンズはタイムアウトを使い切って残り2分半で自陣8ヤードからのラストドライブ。ここからのフラッコが凄かった。時間のない中左右にパスを散らしてドライブを継続し、最後はトリー・スミスへ 26 ヤードのロングパスを通してタッチダウン。残り時間は 14 秒だった。流石にそのまま勝ちでレイヴンズが2位浮上、スティーラーズは 6-3 ながら3位となった。

Chicago Bears (4-3) @ Philadelphia Eagles (3-4)

マンデーナイト。ベアーズは3連勝、イーグルスも2連勝中と好調のチーム同士の対戦となった。ベアーズは敵地ながら気合充分で、オープニングドライヴをいきなりタッチダウンまで運ぶ。お互いにフィールドゴールを決めて 10-3 となった後、前半残り2分を切ってから試合が大きく動く。パスを受けたベアーズ RB フォーテイがタックルを受けてファンブル、そのままターンオーバー→タッチダウンとなってしまう。前半残りわずかでこれは痛すぎるかに思われたが、このあとのベアーズの攻撃がパントとなったのをレシーブしたジャクソンがタックルを受けてファンブル。棚ぼたで得た残り9ヤードをカトラーがきっちり運んでタッチダウンまでつなげ、結局ベアーズが7点リードのまま折り返した恰好になった。
後半は前半の裏返しのように最初のドライヴをイーグルスタッチダウンにつなげるスタート。途中 4th ダウンも1回あったが当然のようにギャンブルで更新してみせた。ベアーズはその返しのドライブでフォーテイがまたしてもファンブル。再びターンオーバーを許してしまい、マッコイにタッチダウンランを決められる。24-17 とイーグルスが初めてリードした。ベアーズはしかしフィールドゴールを1本返したあと、4Q に入ってからカトラーが見事なタッチダウンパスを右隅に上げて 27-24 と再び逆転。イーグルスは残り4分弱でタッチダウンをあげれば逆転という状況で事実上のラストドライブに入ったが、ヴィックのパスが最後は浮いてしまってバランスを崩したレシーバーが転倒、攻撃権を更新できず終了。30-24 でベアーズの勝ち。
イーグルスがトリックプレイを1回試みていた。24-27 の 4Q、相手陣に少し入ったところで 4th ダウンという状況で、パントのフォーメーションからパンターが左のレシーバーにパスを投げる、というもの。ベアーズは全く無警戒だったので狙いは実によかったと思うが、残念ながらパスはワンバウンドで届かず。

Cincinatti Bengals (5-2) @ Tennessee Titans (4-3)

ベンガルズは初見。実はルーキー QB で今季一番戦績がいいのはこのベンガルズのドルトンであり、今シーズン(おそらくは驚きの)快進撃を続けるベンガルズの原動力になっていると言ってもいいだろう。タイタンズは2回見てるんだけど1回はちゃんと録画できてなくてあんまりちゃんと見てない。ベテラン QB ハッセルベックが手堅い試合運びをするチームという印象。
流し見だったのでちゃんと見てないんだけど、ドルトンは鋭いパスを通したりチャンスをきっちりタッチダウンに結びつけたりと実に素晴らしい活躍で、スタッツの 22/39 で 217 ヤードというのがちょっと信じられないぐらい。タッチダウン3本も全部ドルトンのパスで、少なくとも今日の勝利には大きく貢献していた。ハッセルベックも 270 ヤード2タッチダウンだからかなりよかったと思うのだけど、最終的には 24-17 というスコアでベンガルズの勝ち。
ところでベンガルズのユニフォームってむしろちょっとかわいいすね。肩当てのとこもトラジマ模様になってるのがキュートです。

その他

  • 祝!マイアミ初勝利! 31-3 でチーフスに圧勝。なにがあったのかわからないけどめでたい。ムーアが 17/23 の 244 ヤード3タッチダウンだってさ。チームにフィットしてきたか。
  • パッカーズは勝って8連勝。フォーティナイナーズも勝って 7-1。どこに負けたのかと思って調べてみたらカウボーイズだった。ロモが肋骨折った試合だった。あの頃まだチームとかまったくわかってなかったからな。
  • そのカウボーイズは勝って 4-4。まあ相手がシーホークス (2-6) だけども。というかシーホークス見たことないんだけど。
  • カーディナルスラムズに 19-13 で勝ってた。何が起きたのかと思ったらオーヴァータイムだったらしく、いやオーヴァータイムでタッチダウンって、と思って見てみたら 99 ヤードのパントリターンタッチダウンだった。かっけー。あとその直前(4Q の最後)にラムズ 42 ヤードのフィールドゴールブロックされてた。死にたくなるような敗戦ではないだろうか。
    • なんで何が起きたのかと思ったかというとスコアが 19 点だったから。アメフトの得点は基本的には 7t+3f(ただし t,f はそれぞれ0以上の整数)であらわせる数にしかならず、しかも f はあんまり大きくならない傾向にある。19 だと t=1,f=4 になるのでこれはいささか f が大きすぎる。感覚的には 15,18,19,22,25 あたりは珍しい数字で、そういうスコアになっているときは特別なことが起きた可能性が高い。まあ別にそれわかっても意味ないんだけど、NFL のサイトで試合結果ざらっと眺めてる時にそういうとこ見ると面白い展開に巡り会えたりはする。でもそんなことアメフト見る人はみんな知ってるし見ない人は知ったこっちゃないよな。
  • コルツは9連敗。ペイトン・マニングは練習にも参加できず。カーティス・ペインター、13/27、98 ヤード、1インターセプト。やばいよカーティス! このままじゃコルツがビリで、来年のドラフトでラックが来ちゃうぜ。(←すごい生半可な知識で書いてます)