黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

テレビの謎(修理編)

修理編とは銘打ったものの、結論から言うと修理はしなかった。できなかったというべきかも知れない。あの立て続けに録画に失敗した一週間が過ぎ、おれが修理を依頼し終えると、テレビは嘘みたいに正常に戻った。それから修理当日まで一度も録画に失敗しなかったし、知る限りでは再起動も起こさなかった。
おれが直接対応したわけではないので妻からの又聞きになるが、修理人も基本的にはどうしようもないようだった。同型のテレビでそこそこ頻発している症状だが原因は特定できていない。再起動が起きるのは夜半過ぎで、番組表やチャンネルの更新と関係があるらしいというのだが、多分それも症状から想像しているに過ぎないのだろう。我が家でもチャンネル改変が引き金だったのではみたいな説明をしていったようだが、おれの認識ではチャンネルが改変されたのは9月末であって 10 月末ではない。そして、おれはあほみたいに毎週 NFL を録画しているから不具合があったらまずわかる。うちのテレビが不調だったのは 10 月末から 11 月頭のほぼ一週間だけだ。それに説明がつけられるような事象はなかったのではないだろうか。ひとつだけ思い当たるのは、ワールドシリーズがあったので直前に深夜帯の番組が差し替わっていたことだ。ちょうど録画予約していた試合がワールドシリーズに差し替えられたことが確かにあったのだ。そして、その直後から調子が悪くなった。時期的には符合するし番組表と関係があるとしたら可能性はある。しかしその程度のことでこんな誤動作をするようでは話にならない。
修理人は持って帰ってもどこを修理するということもできず、なにを取り替えてもまた起きない保証もないというような話をしていたらしいが、それはつまりこのテレビは欠陥品だと認めたようなものではないか? 
個人的にはこのテレビについて使い勝手や性能にはこれまでのところ満足していて、あまり残念に思うところはなかったのだが、上に書いたことが事実だとすれば情けない限りだ。まあせいぜい大事な番組の録画中に起きないで欲しいと願う。恒久的な解決がされればそれに越したことはないが、発売からの日数を考えればもはやあまり望めそうにもないだろう。このまま様子を見つつ、どうにもならないほどひどくなったらまた修理を呼ぶ、ぐらいしかできることはないかな。