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NFL 2011 -- Week 14

まあこの日記のカテゴリいつも適当だけど、このシリーズ少なくとも diary じゃないような気がするな。さておき今週こそ簡単に。

New York Giants (6-6) @ Dallas Cowboys (7-5)

同地区対決。日程の妙で、ウィーク 14 にも係らず両チームの対戦は2試合残っている。カウボーイズはここで勝てば殆ど決まりと言っていいほどの優位に立てる。ジャイアンツはこれに勝ってやっと並べるというところ。試合は攻撃的な展開で、お互いが交互に点を取り合う見ていて実に面白い展開になったが、最後カウボーイズが 12 点リードしたところで(印象としては)微妙に緩んでしまい、そこをイーライ・マニングがこじ開けてタッチダウン2本とって、ツーポイントコンヴァージョンまで決めて逆に3点のリード。最後ベイリーの 47 ヤード同点フィールドゴールが決まってオーヴァータイム……かに見えたところで、ジャイアンツ側の絶妙なタイムアウト。仕切り直しのキックはブロックされて、ジャイアンツが 37-34 で逆転勝ち。

Saint Louis Rams (2-10) @ Seattle Seahawks (5-7)

誰得マンデーナイト、とツイッターでは書いたのだけど、実際上位ばっかりとりあげるわけにもいかんしこういうカードも入ってくるということではあるのだろう。一応シーホークスにはプレイオフの目がまだあるらしい。
というわけで試合の方も地元でもあるシーホークスが元気で、ラムズの最初の攻撃シリーズを早々とパントに追い込むと、パントをブロックしてリターンタッチダウン。その後もコンスタントにタッチダウンを重ね、31-13 で快勝した。昨年は 7-9 で地区優勝を果たしたシーホークス、目がなくなりそうでなくならない辺りで踏みとどまっているのは不気味かも知れない(たしか 2-6 ぐらいまで行ってた筈)。
そのシーホークスのルーキーボールドウィンが目立っていた。開幕のキックオフ、ボールを受けたリターナーが左へ走るのとすれ違いながらパスを受けて一気に右へ走り、50 ヤード近くゲインしてみせると、直後のパントでは完全にノーマークになってパントが腹にめり込むほど深々とブロックしてリターンタッチダウンにつなげた。さらに後半ではワイドレシーバーとしてタッチダウンパスも受けていた。こういう若手の怖いもの知らずのプレイってチームに活力みたいなものを与えると思う。パントのブロックなんてめちゃめちゃ痛かったと思うぞあれ。

Chicago Bears (7-5) @ Denver Broncos (7-5)

個人的に非常に楽しみにしていたカード。残念ながらジェイ・カトラーは故障してしまい、ついでにひょんなところで事前に結果を知ってしまったのだが、それでも充分楽しい試合だった。前半はお互い守りが堅く、というよりは攻めきれない感じで 0-0 。唯一の得点機だったブロンコスフィールドゴールも 20 ヤード台だったのにブロックされてしまい得点ならず。後半に入ってからベアーズは初めてのタッチダウンと、50 ヤード超のフィールドゴールを叩き込んで 10-0 。で 4Q に入り、残り5分を切る頃からようやくティーボウが覚醒。パスを続けざまに決めると最後もスクランブルからポケットを出てタッチダウンパス。これで 7-10 。残りは3分弱で当然オンサイドキック。誰にも触れずにボールはワンバウンドする大チャンスだったが結局ベアーズがカバーする。残り2分強、あと1回ファーストダウンを更新すれば試合終了だったが、RB バーバーがサイドラインを割ってしまうボーンヘッドもあってパントになってしまう。最後の攻撃、ティーボウはなんとか 40 ヤード近く前進して、59 ヤードのフィールドゴールアテンプト。これをキッカープレイターがどまん中に決めて、まさかのオーヴァータイムへ。オーヴァータイムも先攻のベアーズがフィールドゴール圏内まで持ち込んだが、3rd ダウンでバーバーがファンブル。ターンオーバーからブロンコスは敵陣まで再び攻め入り、最後は 51 ヤードだかのフィールドゴールをプレイターが決めて 13-10 で勝ち。もう色々あり得ない展開だった。できれば結果を知らずに見たかったものではあったが、それは望み過ぎか。
ベアーズはやはりオフェンスが冴えず。ヘイニーでは厳しいっぽい。今日もカトラーが居ればおそらく負けていないだろう。プレイオフは果てしなく遠くなる。

  • テキサンズが 10-3 で地区優勝を決めたらしい。あれ? そんなに勝ってたっけ? と思ったのだがおれ多分タイタンズとごっちゃになってるな。とはいえそんなに勝ってたチームがあった印象もなく、驚いたのは事実。2002 年に参入したばかりの NFL で最も若いチームで、地区優勝は初めてだそうだ。敗れたベンガルズは試合終了直前の逆転タッチダウンパスというショックな負け方で 7-6 。3連敗なのかな? プレイオフに黄色信号というところ。
  • セインツはタイタンズに勝って 10-3、ペイトリオッツレッドスキンズに勝って 10-3。このあたりはやっぱ強いな。パッカーズもレイダーズをぼこぼこにして 13-0 です。
  • ドルフィンズイーグルスに負けて 4-9 。うーん。ムーアが頭の負傷で途中交代したとか。
  • ミネソタヴァイキングズはライオンズに前半で大量リードされ、後半追い上げるも6点届かず 11 敗目。ラムズと並んでブービー辺りを併走しております。《思案》ポンダーは 11/21 で 115 ヤード、タッチダウン2本あげながらインターセプト3本喰らったそうでとうとう前半で下げられてしまいました。ぎゃー。本人試合後に「僕が 17 点もくれてやってしまった」とかコメントしてたらしい。ポンダー結構殊勝なコメント出すんだけど、QB ってもう少し俺様でもいいような気もするんだよな。まあ余計なお世話だしインターセプトってほぼ完全に本人の責任ではあるが。んで代わったウェブは 12/23 の 84 ヤード、1タッチダウンパス、それと別口でラッシュが 109 ヤードとタッチダウン1本という結構素晴らしい内容でこりゃポンダーも首元ひんやりかと思ったけどヘッドコーチは「来週はまあまた(ポンダー)スターターで行くよ。怪我とかなきゃね」と言ってるらしいのでちょっと安心した。頑張れポンダー。
    • 《思案/Ponder》はこんなカード。デッキの動きを滑らかにしてくれる、結構いいカード。