Baltimore Ravens (11-4) @ Cincinnati Bengals (9-6)
いよいよ最終戦、まずはワイルドカードを争うベンガルズと地区優勝のかかるレイヴンズとの一戦。ベンガルズはワイルドカード争いでは一歩リードしており、勝てばワイルドカードが確定する。負けてもレイダーズ、ブロンコスの結果次第ではワイルドカードに残れる。一方レイヴンズはプレイオフ進出こそ決めているものの地区優勝がまだ決まっておらず、この試合に負けてスティーラーズが勝つとワイルドカードになってしまう。第2シードとワイルドカードでは雲泥の差であるからレイヴンズも負けたくない一戦。
試合はレイヴンズの RB ライスがファーストドライヴで 70 ヤードのタッチダウンランを決めるスタート。ベンガルズは 46 ヤードのフィールドゴールを外すなどして前半は3点どまり。一方レイヴンズは前半終了間際にも追加点を挙げ、17-3 とリードする。後半に入ってベンガルズはディフェンスが機能し始めると、レイヴンズの堅い守りを RB スコットの大外からのランで突き破ってタッチダウンを返す。さらにフィールドゴールで4点差にまで詰め寄ったのだが、ここでまたライスが 51 ヤードのタッチダウンランを決めて突き放されてしまう。ベンガルズはその後も攻めながら決めきれず、3点を返すにとどまった。24-16 でレイヴンズの勝ち。
レイヴンズの守りをベンガルズがそれなりに崩しながらもタッチダウンには届かず、ドルトンの若さが出た印象だった。一方レイヴンズはライスのランがとにかく大きく、QB フラッコは 15/19 の 130 ヤードとそこそこの数字ながら得点を重ねた(ライスのラッシュは 191 ヤード)。これでレイヴンズは地区優勝となり第2シードを確保。一方ベンガルズは敗れたものの、競合チームが軒並み負けたため流れ込みで第6シードでプレイオフ進出となった。AFC のワイルドカードは両方北地区のチームが占めたことになる。