黄昏通信社跡地処分推進室

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ピタゴラスイッチ』で今かかってる歌に「ぽん ほん ぼんのうた」というのがある。ちょっとした謎かけなのだが、種を明かしてしまうと、1本2本と数えるものの数詞の変化を歌詞にしている。いっぽん、にほん、さんぼん、というわけだ。
実は少し前に「ぴき ひき びきのうた」というのがあった。ここまで来ればもちろんおわかりだろうが、1匹2匹3匹、が歌詞になっている。そちらも知っていたから、今回の「ぽん ほん ぼんのうた」を初めて見た時、なんだ二番煎じじゃねえか、と一瞬思った。
ちがう。
少ししてやっと気づいた。このねたで二番煎じができることの面白さに。しかも、そのパターンが完全に同じなのだ。いっぴき、にひき、さんびき、よんひき、ごひき、ろっぴき、ななひき、はっぴき、きゅうひき、じゅっぴき。いっぽん、にほん、さんぼん、よんほん、ごほん、ろっぽん、ななほん、はっぽん、きゅうほん、じゅっぽん。数字と清音/濁音/半濁音の対応が全く一致している。
ということは、と思ってちょっと考えてみたけど、一杯二杯三杯、とか一票二票三票、とかでもうまくいく。多分他にもあるだろう。気付く人は小学生の頃に気付いていただろうし、言語学だか音声学だか的には解析されている事象でもあるだろう。ただ、とにかくこれはちょっとおもしろい。それをこういう形で気付かせようとさせてくるピタゴラスイッチは流石だと思う。