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NFL 2011 -- NFC Wildcard Playoff (Part 2)

ジャイアンツはチアリーダーいないのかな?

Atlanta Falcons (#5 seed/Wildcard) @ New York Giants (#4 seed/East)

なんとなく勝ったり負けたり、しかし終わってみると 10-6 でワイルドカードに残っていたファルコンズ。一方前半は快進撃したものの中盤に4連敗、最終戦でようようプレイオフを決めたジャイアンツ。
序盤は両チーム合わせて4シリーズ続けてスリーアンドアウトという堅い滑り出し。先にリズムを掴んだのはファルコンズで、ショートパスとランを組み合わせて3回で 10 ヤード進めばいい、というドライブを進める。しかしレッドゾーン近くまで進んで 4th & inches となった場面でスニークを仕掛けるも更新失敗となってチャンスを失ってしまう。この後返しのドライブでマニングがエンドゾーンまでドロップバックしたところでプレッシャーを受けて投げ捨てるも、インテンショナルグラウンディングの判定でセーフティとなる。これで 2-0 とファルコンズが先制した形にはなったが、結果的にはこのドライブをものにできなかったのが大きかった。
ジャイアンツは 2Q 辺りからランが出始め、そうなるとマニングのパスも通り始める。2Q の後半には今度はジャイアンツに 4th & inches が訪れるが(ほんとに1インチあるかないかで、マニングが人差し指と親指で「ほんとこんだけやで」みたいな仕草をしててちょっと面白かった)、こちらはジェイコブズのランで無事に更新して、最後はマニングがハキーム・ニックスへのパスを決めてタッチダウンを奪った。7-2 で前半は折り返し。
後半、10-2 となってから、ファルコンズは再び 4th & inches という状況に直面する。ここで選択したプレイはもういちど QB スニーク……だったのだが、またしても止められてしまう。この返しのドライブでマニングがニックスへショートパスを通すと、ニックスがディフェンスの間をするするっとかいぐぐってエンドゾーンまで走ってタッチダウン。実質的にはここで勝負あった。ジャイアンツは 4Q にもう一本タッチダウンを決めて、一方ファルコンズは最後まで諦めずに攻めたものの無得点のまま、24-2 でジャイアンツの勝ち。
序盤は守りあいで締まった試合だったが、ファルコンズは二度のギャンブル失敗が実に大きく、オフェンスで得点をあげることができなかった。一方ジャイアンツはジェイコブズ、ブラッドショーのランが出始めてからはパスも通り始め、マニングも最終的に 277 ヤードまで獲得距離を伸ばした。
これでジャイアンツは次戦でグリーンベイ・パッカーズと対戦することになった。レギュラーシーズンでは圧倒的だったパッカーズだが、ジャイアンツは直接対戦で 35-38 と接戦に持ち込んでいる。真冬のグリーンベイは厳しそうだが、なんとかまたいい試合をしてほしい。