黄昏通信社跡地処分推進室

黄昏通信社の跡地処分を推進しています

NFL 2012 -- Week 2, part 1

Chicago Bears (1-0) @ GreenBay Packers (0-1)

開幕戦を快勝したベアーズは同地区のライバルパッカーズと、敵地へ乗り込んでの一戦。どちらもディフェンスが頑張って中々得点が入らず、前半残り2分で 0-3。ここでパッカーズフィールドゴールのチャンスを得たが、なんとまさかのスペシャルプレイ。ホルダーが受けたボールを前にトスし、ブロッカーの後ろ側を左から右へクロスして走り込んできたランナーへパス。ブロッカーが右側にあけた穴を綺麗に走り抜いてそのままタッチダウンとなった。0-10 とされたベアーズは焦ったカトラーが返しのドライブで得点まで持ち込もうとしてインターセプトを喰らって 0-13 と逆に差を広げられてしまう。事実上ここで勝負あった。後半は 10 点ずつ取って 10-23 でパッカーズの勝ち。
パッカーズはロジャーズがどうも本調子にないようで、この日も後半にインターセプト喰らってみたり、スペシャルプレイ以外ではタッチダウンを1本しか取れなかった。相手がそれ以上にぐだぐだだったのでなんとか勝てたが、チームとしても昨年のような状態にはなさそうだ。
ベアーズは相変わらずオフェンスラインが弱く、カトラーはこの日も苦しんでいた。それでも前半はよく我慢していたが、あのスペシャルプレイを境に切れてしまい、無理目のパスを投げまくって4本のインターセプトを喫した。被サックも7回とやられ放題で、問題点は明らかと思える。今年のオフにオフェンスラインを補強しなかったのは全くの謎だ。

Detroit Lions (1-0) @ San Francisco 49ers (1-0)

初戦を共に勝った両チームだが、ラムズに残り 10 秒でようよう逆転勝ちしたライオンズと、パッカーズ相手に先行逃げ切りを決めたフォーティナイナーズでは随分内容が違った感もあった。
フォーティナイナーズは最初の攻撃でアレックス・スミスが目の覚めるようなドライブを見せてあっという間にタッチダウン。その後インターセプトを挟んでライオンズが2本フィールドゴールを返すも、逆にインターセプトからフォーティナイナーズがもう1本タッチダウンを決めて 6-14 で折り返し。
後半はフィールドゴールを決めあう展開になるが、12-20 からデービスの見事なタッチダウンがあっておよそ勝負あり。スタフォードがその後ようやくこの日初のタッチダウンを決めて 20-27 と一応1ポゼッション差に詰め寄るが、残り2分を切ってのキックオフでボールを確保できずゲームセット。

  • 最後のキックオフ、フォーティナイナーズスペシャルチームが全員前の方に固まって並んでいるのを見て裏にふわっと上げたのだが、蹴った瞬間に素早く何人かが後方に走り出していてあっさり押さえられてしまった。おそらく罠だったのだと思う。だとすれば地味ながら中々いいプレイだ。まあオンサイドキックなんて普通に蹴らせてもそうそう決まるものではないにしても。
  • 我が家でのスタフォードの愛称は「スタどん」になった(「西郷どん」とかの「どん」)。スタミナ丼とは、多分関係ない。