Denver Broncos (1-0) @ Atranta Falcons (1-0)
マンデーナイト。
先週は見事なゲームを見せたペイトン・マニング。早くも完全復活かと思われたがこの日は全く駄目だった。わずか2本目のパスでインターセプトを喫すると、なんと3ドライブ目まで全部インターセプトというルーキーでも中々無いようなどつぼぶり。それでもマニングは前半終了間際にサイドライン際のトーマスへタイトなタッチダウンパスを通して 7-20 とどうにか致命的にならない点差で折り返す。
しかし流石に前半離されすぎ、最後 4Q に2本タッチダウンを返して 21-27 まで迫って残り3分半弱となったときはテンション上がったものの、そのままファルコンズが残り時間を全部潰して終了。
Philadelphia Eagles (1-0) @ Baltimore Ravens (1-0)
この試合は中々面白かった。まあターンオーバーが多くてお世辞にも締まった試合とは言えなかったけど、結果的に競った展開になってなにが起きるかわからなかった。
個人的にしびれたのは前半終了間際のレイヴンズのプレイコールで、残り2分を切ってイーグルスは自陣5ヤードから攻撃を開始、という場面。タイムアウトひとつしかないし流石に 95 ヤードは進めないべよ、という感じでイーグルスは続けてランを選択するのだけど、2nd ダウンからいきなりレイヴンズが残り2回のタイムアウトを連打して、かつ 3&out にしとめる。当然パントになって、リターンしてハーフウェイ付近まで進んで残りは 10 秒。この 10 秒で相手陣 38 ヤードまで入り、最後1プレイで 56 ヤードのフィールドゴールを決めてしまったのだ。あのイーグルスのドライブが始まった時点で、レイヴンズに得点のチャンスがあると考えた人がどれだけ居ただろう? 最高に都合のいい展開を本当に実現させて稼いだ3点でレイヴンズのリードは2ポゼッションになり、これは額面よりはるかに大きい3点だな、と感じた。アメフトのタイムマネジメントの面白さを凝縮したようなシーンだった。
……のだが、後半最初に得点を挙げたのはイーグルスだった。相手陣 25 ヤード辺りで、ヴィックがプレッシャーを受けて左へ逃げて逃げて、サイドライン近くまで横に走った末に投げ捨てたかに見えたボールがエンドゾーンにぽつんと入っていたレシーバの手に収まってタッチダウン。ファンタスティックなパスだった。
結局2回リードされたイーグルスが2回ともしぶとく追いつき、3回目のビハインドを最後に一気に逆転して 23-24 で勝った。不思議な試合だった。
Carolina Panthers (0-1) @ New Orleans Saints (0-1)
お互い開幕週は負けからのスタートとなった両チームの対戦。
セインツは最初のドライブをブリーズが落ち着いたボール運びでタッチダウンにまでつなげ、昨年のセインツに戻ったかに思わせたが、2本目のドライブでインターセプトタッチダウンを喰らった辺りからおかしくなる。パンサーズは相変わらずの多彩なオフェンスがこの日は上手くはまり、ニュートンも投げまくり走りまくり、前半だけでタッチダウンを2本取ってリードして折り返し。
後半もパンサーズが常に先にタッチダウンを挙げる理想的な展開で、セインツはオフェンスラインがブリーズを守れず8点差まで詰めるのが精一杯。最後はオンサイドキックだったが信じられないほどボールがまっすぐ転がり相手の手の中に収まって実質的には試合終了。27-35 でパンサーズの勝ち。
とにかくブリーズはどうしてしまったんだという試合だった。最初のドライブではほんとによかったのに、途中からはプレッシャーがきつかったとはいえ自信を失っているようにすら見えた。ちょっとあまりよろしくない内容で、先が心配。